2017年03月31日
新城市文化広場の指定管理者にかかわる議案への反対討論
引き続き、3月議会の議案審議での討論をアップしていきます。
今日は、第53号議案「新城地域文化広場の指定管理者の指定事項の変更」に対する反対討論です。
・・・
第53号議案「新城地域文化広場の指定管理者の指定事項の変更」に、反対の立場で討論を行います。
日本共産党の浅尾洋平です。
この議案は、新城市地域文化広場の指定管理者・(株)ケイミックスの社名変更をみとめ、引き続き、管理業務を委託するという内容です。
この社名変更を含む新しい会社は、おそらく東京の本社が、本格的に、日本全国の公共施設を大規模に管理・運営していくという方向を定めたため、だと思いました。
しかしながら私自身は、文化広場は本市の税金で建てられた「財産」であり、多くの市民のみなさんが利用している文化施設の管理・運営を、東京の民間業者に委託するよりも、新城市内あるいは東三河の企業や諸団体のみなさんにお願いした方が、トラブルや、さまざまな市民の要望に、機敏に、応えてくれるのではないか、と考えています。
また「委託契約」という方法も、一定の期間がすぎると、契約金その他の問題で、事業契約を切らねばならない場合もあり、費用対効果や、運営の安定性の確保という点でも心配であります。本会議での質疑では、山口議員から、契約の日付などについて詳しい質問が出されました。私は、この間の質疑と答弁を聞いて、公的な施設の管理運営を民間会社にお願いすると言うことは、相手先の民間会社のその時々の経営方針の変更などによって、市が条例の一部改正や指定事項の変更などに、右往左往し、振り回されるデメリットがあるという印象を強くもちました。
例えば、5年契約だったものが、1年足らずで、相手側の企業経営方針の変更によって、契約途中の変更によって、市職員や議会が、資料作成や、検討課題として、不必要な時間などをかけることになるのです。
そういう中で、せっかく契約金を支払っても、このケイミックスという、東京の委託業者の「仕事」が、「市民貢献度」という「姿」が、残念ながら「見えない」のであります。ケイミックスにお願いしたら、とてもよくなった、という声が、市民から聞こえないのであります。
例えば、ケイミックスのホームページには、日本全国各地の、ものすごく多くの公共施設の管理状況が出ていますが、いったい、本当に、その市や町の利用者に密着したかたちで運営されているだろうか、と不思議に思います。そこで管理している職員さんとケイミックス本社とは、どういう雇用形態になっているのか、たいへん不安であります。地元の職員と本社との連携は、果たしてうまくいっているのでしょうか。
なぜなら、ケイミックスのHPを見ると、ある市の文化施設のホームページでは、公式フェイスブックが連動して日々の取り組みが写真と文章ともに、よく分るようになってアップされているのに、本市の文化広場には何もありません。ほとんど何もわからない。毎日、いろんな活動がおこなわれているのに、その報告がなく、文化広場のホームページも一律的なベーシックなもので、しかも、新城文化広場の公式フェイスブックもなく、SNSなどを組み合わせた、情報発信能力には、とても疑問があります。
結局、東京の会社が、地方の税金を「利益」として吸い上げていく、そういう仕組みの1つではないのか、と危ぐするのであります。
やはり若者議会や、若者たちの取り組みが本格的に始まるというのなら、このような中央志向は、そろそろやめて、私は、まちおこしのために、地元の雇用創出の1つとして、もっと市民の目に見えるかたちで、文化広場の運営を、地元の若者たちにお願いしたり、私たちの手で動かしていく時期だと、提案を申し上げて、反対討論といたします。
・・・
反対討論 浅尾洋平議員
賛成討論 長田共永議員
今日も、ご訪問ありがとうございます。
今日は、第53号議案「新城地域文化広場の指定管理者の指定事項の変更」に対する反対討論です。
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第53号議案「新城地域文化広場の指定管理者の指定事項の変更」に、反対の立場で討論を行います。
日本共産党の浅尾洋平です。
この議案は、新城市地域文化広場の指定管理者・(株)ケイミックスの社名変更をみとめ、引き続き、管理業務を委託するという内容です。
この社名変更を含む新しい会社は、おそらく東京の本社が、本格的に、日本全国の公共施設を大規模に管理・運営していくという方向を定めたため、だと思いました。
しかしながら私自身は、文化広場は本市の税金で建てられた「財産」であり、多くの市民のみなさんが利用している文化施設の管理・運営を、東京の民間業者に委託するよりも、新城市内あるいは東三河の企業や諸団体のみなさんにお願いした方が、トラブルや、さまざまな市民の要望に、機敏に、応えてくれるのではないか、と考えています。
また「委託契約」という方法も、一定の期間がすぎると、契約金その他の問題で、事業契約を切らねばならない場合もあり、費用対効果や、運営の安定性の確保という点でも心配であります。本会議での質疑では、山口議員から、契約の日付などについて詳しい質問が出されました。私は、この間の質疑と答弁を聞いて、公的な施設の管理運営を民間会社にお願いすると言うことは、相手先の民間会社のその時々の経営方針の変更などによって、市が条例の一部改正や指定事項の変更などに、右往左往し、振り回されるデメリットがあるという印象を強くもちました。
例えば、5年契約だったものが、1年足らずで、相手側の企業経営方針の変更によって、契約途中の変更によって、市職員や議会が、資料作成や、検討課題として、不必要な時間などをかけることになるのです。
そういう中で、せっかく契約金を支払っても、このケイミックスという、東京の委託業者の「仕事」が、「市民貢献度」という「姿」が、残念ながら「見えない」のであります。ケイミックスにお願いしたら、とてもよくなった、という声が、市民から聞こえないのであります。
例えば、ケイミックスのホームページには、日本全国各地の、ものすごく多くの公共施設の管理状況が出ていますが、いったい、本当に、その市や町の利用者に密着したかたちで運営されているだろうか、と不思議に思います。そこで管理している職員さんとケイミックス本社とは、どういう雇用形態になっているのか、たいへん不安であります。地元の職員と本社との連携は、果たしてうまくいっているのでしょうか。
なぜなら、ケイミックスのHPを見ると、ある市の文化施設のホームページでは、公式フェイスブックが連動して日々の取り組みが写真と文章ともに、よく分るようになってアップされているのに、本市の文化広場には何もありません。ほとんど何もわからない。毎日、いろんな活動がおこなわれているのに、その報告がなく、文化広場のホームページも一律的なベーシックなもので、しかも、新城文化広場の公式フェイスブックもなく、SNSなどを組み合わせた、情報発信能力には、とても疑問があります。
結局、東京の会社が、地方の税金を「利益」として吸い上げていく、そういう仕組みの1つではないのか、と危ぐするのであります。
やはり若者議会や、若者たちの取り組みが本格的に始まるというのなら、このような中央志向は、そろそろやめて、私は、まちおこしのために、地元の雇用創出の1つとして、もっと市民の目に見えるかたちで、文化広場の運営を、地元の若者たちにお願いしたり、私たちの手で動かしていく時期だと、提案を申し上げて、反対討論といたします。
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反対討論 浅尾洋平議員
賛成討論 長田共永議員
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