2016年06月30日

「新城市の高速バス事業を改めて問う」

第114号議案「平成28年度新城市一般会計補整予算」(第1号)の質疑は、ほとんど「新城市の高速バス事業」に対して、でした。

質疑の内容を公開します。



質疑内容

第114号議案 平成28年度新城市一般会計補整予算(第1号)

(1)高速バス運行事業の「PR関係経費」の内訳を伺う。

(2)この議案は、国の政策を見極めた上での補正予算だと理解するが、特に「高速バス運行事業」は、採算が取れないこと、そして「費用対効果の調査をしていない事」から改めて中止を求めたいが、市の認識を伺う。

再質問

どこの市まちも、人に優しいまちづくりを進めていると思います。そこで、市民の方から意見をもらいましたので、お聞きします。
市の事業として行う、この「高速バス事業」ですが、車イスの方は、バスに乗れますか?  確認します。

市の答弁「乗れません。車イスの方が乗車できる仕様の高速バスではありませんので、利用できません。」

この高速バス事業は、新聞の報道にあるように「人口増」に向けたものです。
初年度は6000万円、来年から3000万円の税金を投じます。

しかし事業自体は、民間のバス会社に委託します。
今年の3月議会で、平成27年度「補正予算」、平成28年度の予算として執行される「高速バス事業」は、この間の質疑の中で、


・バスの広告ラッピングに160万円かかること
・新車のバスが間に合わないため、中古車バスにラッピングするため、来年度に塗り直す(その時にはもう一度、160万円をかけてラッピングし直す)こと
・赤字覚悟の事業だが、市は、運営し続けること
・正確な人口増につながるシミュレーションをしてないこと

などなど明らかになってきました。

みなさんは、このバス事業は人口増につながると思いますか?

どのように考えますか?

きょうも、 ご訪問ありがとうございます。

2016年06月28日

第110号議案(保育事業の規制緩和含む議案)への反対討論


6月議会が終わり、休む間もなく、僕は参議院選挙をたたかっています。
全国の比例・愛知選挙区での日本共産党の前進と、全国の野党共闘の候補の勝利のために、思い切り、政策を語り抜きたいと思います。

今日のブログからは、6月議会の僕の反対討論を掲載し、市民のみなさんに公開していきます。



第110号議案 新城市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正の条例はここから見れます→ http://www.city.shinshiro.lg.jp/index.cfm/7,42896,c,html/42896/20160606-104530.pdf

・・・

日本共産党の浅尾洋平です。

第110号議案「新城市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正」に反対する立場で討論を行います。

この議案は、昨年、厚生労働省がまとめた「保育士の配置基準に関する規制緩和策」の1つです。
議案の背景には、全国な問題になっている保育園の不足、保育士の不足、待機児童の増加があります。

しかし、私は、この議案に示される、安倍政権・厚生労働省のやり方、このような自治体への押し付けは、待機児童の根本的な解決にはならないと思います。

とりわけ、保育士の資格がなくても、別の資格、例えば、小学校の教諭、養護教諭による保育も可能になる、という、この議案は、果たして、本市の保育園、保育の質が、安全・安心なものになるのか、逆に、この先、大きな問題を引き起こすのではないか、と思います。

ご存知の通り、国家資格である保育士、学校の教諭、養護教諭は、それぞれ、専門対象が異なるのです。

異なるものを、子どもの保育に活用していくのは、専門外の素人さんにお願いするのと同じなのです。

看護師が、患者さんの診察や手術が出来ないのと同じです。

保育士さんからは、次のような怒りの声が、インターネットに上がっています。紹介します。

◉保育士バカにしすぎでしょ。

「保育士不足」って言うけど、日本に保育士の資格を持ってる人はたくさんいるよ。

でも仕事量と給料が見合ってない。
給料が安すぎて、就職、諦める人もいる。奨学金も返さなきゃないのに、
手取り13万でどう生きろっていうのか。

◉保育士の資格なくても保育園で働けます、クラスや担当もてますって…、
これまで勉強と実習して保育士になって、試験も受けて、ようやく就職するという意味が分からなくなるよね。

この条件に満たしていれば誰でもなれます。「はい、どうぞ」、じゃ、余計に、保育士、減っていくんじゃないかな。

それでなくても給料もね… 保育士不足の理由を先にしっかりと考え直しましょうよ。 などであります。

 私は、看護師不足の問題と同様、保育士不足の大きな原因は、労働条件の低さだと思います。

専門職の仕事が、このように、どんどん非正規や無資格者に置き換わっていくと、現場は崩壊し、結局、子供たちにしわ寄せがいきます。

本市におかれましては、本市独自の基準をつくったり、正職員化を促進したりさらに、政府に対し、さらなる改善策を求めて欲しいと思います。

以上で、反対討論といたします。

・・・

みなさんは、どうお考えでしょうか?

きょうも、 ご訪問ありがとうございます。

Posted by浅尾洋平 at18:17Comments(0)政治活動日誌議会

2016年06月12日

 6月議会一般質問の通告内容です。

いよいよ、6月議会の一般質問がはじまります。

僕の一般質問は、6月17日 午後12:50頃~14:00(発言時間は前後することが、よくあります) 

ぜひ、傍聴に来てください。

今回は、①産廃問題 ②新庁舎問題 ③新城市で、安心して子育てし、老後も送れる施策についての3つです。

一般質問の発言通告内容を以下にアップします。



1.市内八名地区の産廃問題について

今年4月から産廃業者・タナカ興業が操業を開始し、いま、相次いで、地元・市民のみなさんから「悪臭が発生している」と被害届が新城市などに提出されている状況です。「東愛知新聞」5月29日付の報道によると「1日に2~3台の4トン車が廃棄物を運んでいる」とのこと。今後、産廃工場がフル稼働すると、今以上の悪臭が発生する可能性もあります。市民のみなさんは「心配と不安でたまらない」「市は、どんな対策をしてくれるのか」と声を寄せています。
そこで以下伺う。

(1)市は、悪臭被害の現状(被害届の数、内容)を明らかにし、どのように受け止め(調査の内容など)、今後、どのような対策を行うのか、伺う。

(2)産廃業者・タナカ興業社長は、平成26年5月2日の会議録の中で「新城工場では臭いを出さないことを一番に考えている」「もし、臭うようなことがあったら撤退する」と表明している。ならば、新城市は、タナカ興業に対し、操業停止・撤退を勧告するべきだと考えるが、市の認識を伺う。


2.新庁舎見直し案について

穂積市長は、新庁舎の見直し方針で、市民の中に、生活不安・地方消滅への不安があるとし、新庁舎見直しのコンセプトを「将来不安を克服する見直し案」としました。これは、県下の市の中で唯一「消滅可能性都市」という「らく印」を押された本市の挽回策の方向性と一致します。しかし市民からは、人口減少の中で、新庁舎建設事業が、今後、災害対応や財政・税収不足などから大きな将来負担なるのではないか、という声もあります。そこで、以下伺う。

(1)見直し案は、免震構造の建造物ではあるが、いわゆる中央構造線上(1キロ以内)に建てられる予定です。このたび発生した熊本地震のような震度7が2回(複数回)おそった場合、崩壊したり、機能不全に陥ることはないのか、伺う。

(2)新庁舎建設に投じられる総事業費40億円(推定)のうち、いったい新城市の地元地域経済にいくら還元され、市外にいくら流出する試算になるのか、改めて伺う。


3.新城市で、安心して子育てし、老後も送れる施策について

「消滅可能性都市」と呼ばれた新城市で、人口をどのようにして増やすのか?という問題は、市政の最重要課題です。私は、人口減少は単なる自然減ではないと考えます。産み育てやすい環境をいかに作るか、老後の不安をいかに払拭するか、市と市民の知恵と工夫を尽くすことで人口減少に歯止めをかけることが出来ると思います。そこで、以下伺う。


(1)下記のような、子育て施策について、認識を伺う。

(ア)18歳までの医療費無料化
(イ)市内の小中学校の全教室へのクーラー設置
(ウ)学校給食費の一部無償化の検討
(エ)私学助成金の増額の検討

(2)下記のような、高齢者が安心して暮らせるための施策について、認識を伺う。

(ア)各種がん検診の完全無料化
(イ)いわゆる「買い物難民」解消のため、きめ細かなニーズに対応した移動販売車の運行

以上が、僕の質疑通告の内容です。

ぜひ 傍聴に来てください。よろしくお願いします。

・・・
6月議会スタート!頑張ります。
6月の日程

6月16日 一般質問 10時~
6月17日 一般質問 10時~
6月24日 議会最終日 10時~

みなさん、ぜひ 傍聴に来てください。

今日も、ご訪問ありがとうございます。

2016年06月09日

明日から6月議会です。「専決処分」に対する僕の質疑通告です。

いよいよ、明日から6月議会です。
明日は、市長が議会に上程した議案の説明と、この間、市長が議会を開かずに「専決処分」した事案の質疑と討論です。

「専決処分」の内容に興味のある方は、ぜひ、リンク先のそれぞれのpdfをクリックして見て下さい。→ http://www.city.shinshiro.lg.jp/index.cfm/7,42896,122,824,html

 僕が、一通り見た限りでは、新城市の職員による信じられない「ミス」が連続している気がします。

 市教育委員会は、議会に対して謝罪しましたが、「こども未来課」は謝罪しなかったので「ミス」ではないのかもしれません。
 いずれにしても明日の本会議で質疑に立ち、原因や再発防止を正し、確認したいと思います。

では、穂積市長が提出した「専決処分」に対する僕の質疑通告をアップします。



報告第1号 
(1)なぜ、3月議会で承認を受けるべき案件が、6月議会の報告となったのか、その経過・理由と再発防止策を改めて伺う。
(2)190万円もの増額とあるが、その内訳を伺う。

報告第2号
(1)市は、消防活動中の事故の原因を、どのように考えているのか、伺う。
(2)当時、現場で交通整理の対応を行っていたのか、伺う。
(3)再発防止策について、伺う。

報告第3号
(1)この事案は、市が、国への返還金を、定められた納付日に納付せず、遅延金を求められたという本来ありえないケースだが、これまで同じような事案はあったのかどうか、伺う。
(2)議会に対する報告で、市側から市民への謝罪・反省の言葉がなかったが、この事案は、市のミスではないのか、伺う。

報告第4号
(1)この事案は、市が、国への返還金を、定められた納付日に納付せず、遅延金を求められたという本来ありえないケースだが、これまで同じような事案はあったのかどうか、伺う。
(2)議会に対する報告で、市側から市民への謝罪・反省の言葉がなかったが、この事案は、市のミスではないのか、伺う。

報告第5号
(1)この事案は、公用車による事故である。損害賠償額は83万円だが、このような事故が起きた主な原因を伺う。

報告第6号
(1)この事案は、スクールワゴンによる事故である。このような事故が起きた主な原因を伺う。
(2)スクールワゴンは、保険に加入しているのか、伺う。

報告第7号
(1)庁舎建設事業の継続費の繰越は、なぜ起きたのか、伺う。

報告第8号
(1)庁舎建設事業の繰越は、なぜ起きたのか、伺う。

以上が、僕の質疑通告の内容です。

・・・
6月議会スタート!頑張ります。
6月の日程
6月10日 本会議1日目 10時~
6月16日 一般質問 10時~
6月17日 一般質問 10時~
6月24日 議会最終日 10時~

みなさん、ぜひ 傍聴に来てください。

今日も、ご訪問ありがとうございます。


2016年06月06日

市民の方から嬉しいメールが届く。

先日、下記のようなメールが届きました。

この間、新城市民のみなさんが、新城市政に対して「おかしいことは、おかしい!」と勇気を出して声をあげ、新庁舎建設反対や産廃反対の運動を粘り強く広げて来たわけですが、メールを読むと、その根本にある市民のみなさんの気持ちが分かるような気がして、僕は嬉しくなりました。

差出人の方の了解を得て、僕の写真と3月議会で明らかにしたパネルとともに、紹介します。

↓ここから↓

一読者より

おつかれさまです。
長らく、新城市鳳来地区で、大規模な崩落によって、通行止めになっていた、鳳来寺門谷から峰部落への市道が、すっかり修復されて車でも通れるようになりました。






以前、浅尾市議さんが、ブログや「新城民報」で、何度も取り上げていた問題です。
みなさんが、新城市の行政にも積極的に働きかけてくれたおかげで開通しました。
集落の方々も、そこへ行く人も、たいへん喜んでいます。

(当時の土砂崩れの写真)



実は、私は、友人と、その道を利用する機会があり、修復前は、迂回路の曲がりくねった急坂を上り下りしていたのが、ようやく解消されているのを知りました。本当にありがとうございました。

市内の横川地区「追分」では、いまだに水道整備がされていない件は、浅尾市議の一般質問で、初めて知ったのですが、こんなことが許されるのか、と怒りでいっぱいになりました。

(一般質問で使用したパネル2枚)




「議会だより」を読みますと、行政には、まったく落ち度がなかったかのような記事で、なんだか、集落のみなさんの思いや現状と比較すると、不公平というか、違和感と怒りを覚えました。

穂積市政は問題山積ですが、浅尾市議さん、がんばってください。
私も微力ですが、新城市をよくすめために、大事なことやおかしなことは、浅尾市議さんにお伝えするようにします。

6月議会が始まりますが、どうか、市民のためにがんばってください。

↑ここまで↑

市民のみなさんのお陰です。これからも、みなさんの声をまっすぐ、市政に届ける仕事を元気いっぱい頑張ります!

6月議会がいよいよスタートです! 頑張ります。

6月の日程

6月10日 本会議1日目 10時〜
6月16日 一般質問 10時〜
6月17日 一般質問 10時〜
6月24日 議会最終日 10時〜

みなさん、ぜひ 傍聴に来てください。

今日も、ご訪問ありがとうございます。



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プロフィール
浅尾洋平
浅尾洋平
浅尾洋平(あさお ようへい)

1977年生まれ。
千郷小・千郷中・豊川高校卒
豊橋市立看護専門学校卒
1998年〜2009年豊橋市民病院、育児休暇取得。救命センターICU・手術室を経験
2009年〜2012年新城市民病院で看護師として勤務し退職。JPTEC認定取得(外傷病院前救護処置)
2011年度 新城市省エネコンテスト 削減率部門第3位受賞。日本共産党新城市福祉・子育て対策室長 2013年 新城市議に初当選。2017年 新城市議に当選し現在2期目。
家族は妻、1男1女