2024年01月26日

作手区長会の請願書に採択討論しました。風力発電事業に関する請願書

12月議会で、作手区長から提出されました。
作手区長会の請願書に採択討論しました。風力発電事業に関する請願書
請願書は以下の内容です。印鑑など一部加工させてもらいました。
作手区長会の請願書に採択討論しました。風力発電事業に関する請願書
作手区長会の請願書に採択討論しました。風力発電事業に関する請願書
作手区長会の請願書に採択討論しました。風力発電事業に関する請願書
作手区長会の請願書に採択討論しました。風力発電事業に関する請願書

風力発電事業に関する請願書について質疑を行い、私は採択の討論を行いました。内容は以下のとおりです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
令和5年請願第3号
(仮称)新城・設楽風力発電事業に関する住民意見と事業者への請願書について採択の立場で討論します。

日本共産党の浅尾洋平です。
私は、この、風力についての請願書に採択の立場で討論させていただきます。この請願書の提出にあたっては、中日新聞の記事で、「風力発電反対」「作手地区区長会要望」「市議会は請願採択へ」と書かれております。読者のみなさんは、驚かれた方もいると思いますが、私は、作手地区の、多くの区長さんが、勇気をふるい、ふるさとの自然と暮らしを守ろうと立ち上がったことに敬意を表します。
実は、私は、議員の一般質問で、令和4年の6月議会で、1番早く、この問題を取り上げておりました。

https://shinshiro-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=speaker_result&speaker_id=100

私が、一般質問で強調したことは、自然破壊・人体への影響、そして、市民のみなさんへの市の説明責任であります。一部、紹介させてください。

「風力発電計画は、希少なクマタカの衝突事故、移動の阻害等による鳥類への影響が懸念される。もちろん、風力発電による、超低周波音と騒音で人への健康被害も心配されます。こうした内容などは、しっかり関係住民に十分説明を行う事が大事だと思います。知らなかったで、進められることが、後々大きな問題になりかねません。」

私は、1年前から、市は、十分に住民に説明することが必要だ、と求めていました。その時、市が、積極的に作手地区のみなさんに説明し、情報を公開していれば、現在のような事になっていなかったかもしれません。

厚生文教委員会の質疑でも明らかになりましたが、私が、心配しているのは、この問題で、作手地域が分断されていくのではないかという声であります。すぐに反対か、数年間の調査後ののちに反対か。という反対でも別れているところもあるそうです。

住民によると、反対か、あるいは数年間の調査後に態度を決めるという方もおられるようです。そういう複雑な住民感情のなかで、作手地区では、「反対の署名はするな」とか、「すぐに反対を言う人は過激派だ」「反対するのはアカ、共産党だ」という根拠も道理もないレッテル貼りが行われている。のではないかという疑心暗鬼の声も聞きます。

一般に、住民運動を「不安」と「恐怖」で押さえつけるような(古い)言い方、過激派だ、共産党だ、アカだという根拠もないレッテル貼りは、住民のみなさんの自由な意見表明、つまり表現の自由に反することで、絶対に許されません。

私や日本共産党は、人権と日本国憲法を守り、差別のない社会を目指しています。なお、意見の表明、署名活動の自由は、民主主義の基本であり、とくに行政と議会、議員は、絶対に守らねばなりません。

私は、請願の質疑のさい、そのような分裂や心配する状況を想像し、そんな事は無いとは思うが、特定の個人や住民への思想差別や根拠のないレッテル貼りをする方はいないか? と質問しました。そして日本共産党でも困った声があれば、現地の視察に(誰であれ)行ってもいいのか?と、厚生文教委員会で、(請願書の)紹介議員に質問したところであります。

紹介議員は、そんな事はない。自由に活動をしてもらえばいい。という旨の答弁をされましたので、作手地区は、思想差別や根拠のないレッテル貼りで自由な署名活動などを妨害する人はない、今後の署名活動も自由に行えると確信し、紹介議員の態度には安心しました。

また、請願書には、「作手地区住民の、自然環境への甚大な影響への懸念と、向こう20年余の長期におよぶ健康被害への不安を受け、各地区区長の連名をもって、(仮称)新城・設楽風力発電事業への反対意見を表明する」とあり。

要望では、1,事業者は、これまで開催された説明会において、「地元住民の合意が得られないまま、事業者の判断で建設を強行することはない」と再三説明されてきた。地元住民の合意とは地権者のみではなく、地権者以外の地域全体の住民を含む合意であることを、新城市も共通認識と捉え、地域全体の住民の意向に反して、建設に着手することのないよう、新城市から事業者に要請すること。

2、作手20地区の区長より、(仮称)新城・設楽風力発電事業について住民の建設反対意見を各地区区長の連名により表明する。これら各区長の連盟書を、新城市長より事業者へ提出すること。

以上の誓願事項に、28人の作手区長のうち20名の区長が自筆と印鑑で表明されています。現時点での20区長の請願表明は尊重するべき内容であり。地権者以外の地域全体の住民を含む合意との観点からも、この声を否定する事は出来ないと考えます。新城市議会としても、作手住民が団結するためにも、趣旨採択ではなく採択をするべきと考えます。(厚生文教委員会での)質疑では、作手出身の議員は、請願の採択を求める為に紹介議員となったと発言しました。

私は、全議員の皆さんに呼びかけます。20区長の作手を守りたいという強い想いの、この請願内容を尊重し、全会一致の採択をよろしくお願いします。私も自然豊かな作手を守りたいです。よろしくお願いします。以上、採択の討論をおわります。

同じカテゴリー(政治)の記事画像
浅尾洋平が迫る!【動画】太陽光発電問題の質問と解説動画
議会報告会をやります!(明日の3月30日10時〜)
明日、予算委員会質疑が行われます!
3月13日に質問します!午後1時〜 一般質問
12月議会の報告チラシです!
明日10時〜令和6年度の3月議会がスタートします。
同じカテゴリー(政治)の記事
 浅尾洋平が迫る!【動画】太陽光発電問題の質問と解説動画 (2024-04-20 11:59)
 議会報告会をやります!(明日の3月30日10時〜) (2024-03-29 17:45)
 明日、予算委員会質疑が行われます! (2024-03-14 21:25)
 3月13日に質問します!午後1時〜 一般質問 (2024-03-12 07:47)
 12月議会の報告チラシです! (2024-03-09 08:17)
 明日10時〜令和6年度の3月議会がスタートします。 (2024-02-26 20:09)
Posted by 浅尾洋平 at 09:53 │Comments(3)政治議会活動日誌
この記事へのコメント
この風力発電の問題も重要ですが、診療所の院外処方の件も深刻です。
いつになったら、診療所で薬を出してもらえるようになるのでしょうか?
Posted by 作手住民 at 2024年01月26日 22:38
作手でこんなことが起きているとは知りませんでした。検索したら、風力発電が自衛隊のレーダー探知に影響を与えるという理由で政府が規制法案を出しているらしいですが、作手に間に合うのかどうか。作手の一番の魅力である自然を市役所はどう考えているんでしょうか(考えてない?)

新城市長以下、新城市役所はなぜ住民を無視するのでしょうか。ゆーゆーありいなの事故、温泉水という偽り、物件調査について市職員の不正その他、対応や公表が遅すぎます。東高校の跡地活用についても、もう新城市民病院をそこに新築すると決まった(噂によると)後で、市民にアンケート?したり、「市民の皆さんのご意見を一応聞きました」と形だけ見せている気がします。新城市の隠蔽体質は前よりひどくなっていると思います。

「反対の署名はするな」とか、「すぐに反対を言う人は過激派だ」「反対するのはアカ、共産党だ」<ーーーこれで新城に移住してくださいなんて無理でしょう。閉鎖的で偏狭で悪意のかたまり。作手の一般住民というより、市役所が裏で手を回して脅かしているんじゃないでしょうか。前市長が残していった市役所ならやりかねません。
Posted by しんしろ at 2024年01月27日 02:50
作手診療所の問題も新聞沙汰になりました。まだ処方箋で困っている方がいるとは本当にお気の毒です。ほのかで宣伝していた東三河メディカルバレーとかいうので、ドローンで市民病院から届けられないんでしょうか。市役所はあれやってます、これやってますと言うけれど、市民の実生活の問題解決につながってません
Posted by しんしろ at 2024年01月29日 23:08
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


< 2024年04月 >
S M T W T F S
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
過去記事
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 21人
プロフィール
浅尾洋平
浅尾洋平
浅尾洋平(あさお ようへい)

1977年生まれ。
千郷小・千郷中・豊川高校卒
豊橋市立看護専門学校卒
1998年〜2009年豊橋市民病院、育児休暇取得。救命センターICU・手術室を経験
2009年〜2012年新城市民病院で看護師として勤務し退職。JPTEC認定取得(外傷病院前救護処置)
2011年度 新城市省エネコンテスト 削減率部門第3位受賞。日本共産党新城市福祉・子育て対策室長 2013年 新城市議に初当選。2017年 新城市議に当選し現在2期目。
家族は妻、1男1女