2017年03月28日

新城市地域図書購入基金を廃止する議案への反対討論

引き続き、3月議会の議案審議での反対討論をアップしていきます。

3月16日の本議会で、各議案に対する反対討論・賛成討論が行われました。
今日は、第13号議案 新城市図書購入基金の設置及び管理に関する条例の廃止について反対討論です。

・・・

第13号議案 新城市図書購入基金の設置及び管理に関する条例の廃止について、反対の立場で討論を行います。日本共産党の浅尾洋平です。

この議案は、第1条「市の図書購入を推進する」「図書の取得および管理」を「効率的に」行う図書購入基金を廃止するという内容です。
第2条には「基金の額は300万円」とあり、第3条には「必要があるときは」「基金に追加して積立て」できる、とあります。また、作手地域限定と言う条項や文言などはありません。

図書、書籍、本というのは、人間の知的活動・教養を高めるためには、必要不可欠であります。「情報館」として、ささやかながら図書の貸し出しをおこなっております。

実は、前々から、市民のみなさんから話を聞くと「豊橋・豊川市のように、もっと様々な雑誌や幅広い本を買ってほしい」という声が寄せられておりました。
私は、この基金を、なぜ、いま、廃止するのか。その合理的な理由がわかりません。

私の今回の一般質問でも、子どもの貧困家庭では、子どもに本を買う余裕がない事も明らかになりました。その中で、子どもを含めた市民の本の購入のリクエストに積極的に行うことは、まちづくりの位置づけにとって、非常に重要だと考えています。

市の図書購入の推進事業を「基金」にするということは、事業を「目的化」することであり、市民のみなさんに対し、その基金の充実によって、市が取り組むべき事業への熱意を示すことであります。また、本の知識から、子どもたちが、貧困から脱け出すきっかけの要素にもつながります。

私は、インターネットの時代にあっても、人間の知的欲求や古きものから新しいものを学ぶ姿勢はなくならないと考えます。

この時代にふさわしい、図書購入と図書館を充実させることは、ますます必要だと思います。

新城市民のみなさんの知的欲求にこたえる責任が、本市にはあるのではありませんか。基金を廃止することは、反対といたします。

・・・

反対討論 浅尾洋平議員
賛成討論 鈴木達雄議員

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Posted by 浅尾洋平 at 20:37 │Comments(0)議会活動日誌こんな新城市にしたい
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プロフィール
浅尾洋平
浅尾洋平
浅尾洋平(あさお ようへい)

1977年生まれ。
千郷小・千郷中・豊川高校卒
豊橋市立看護専門学校卒
1998年〜2009年豊橋市民病院、育児休暇取得。救命センターICU・手術室を経験
2009年〜2012年新城市民病院で看護師として勤務し退職。JPTEC認定取得(外傷病院前救護処置)
2011年度 新城市省エネコンテスト 削減率部門第3位受賞。日本共産党新城市福祉・子育て対策室長 2013年 新城市議に初当選し 現在3期目。
家族は妻、1男1女