2017年03月21日
第2号議案「新城市個人情報保護条例の一部改正」への反対討論
3月議会が終わりました。
今日から、3月議会の議案審議での反対討論をアップしていきます。
3月16日の本議会で、各議案に対する反対討論・賛成討論が行われました。
今日は、個人情報保護の条例改正についての反対討論をアップします。
・・・
第2号議案「新城市個人情報保護条例の一部改正」
日本共産党の浅尾洋平です。反対の立場で討論を行ないます。
この議案は、本市の個人情報保護条例の一部を改正する内容であります。条例の改正は、第33条(利用停止等)の「第28条」を「第29条」に改める、という簡単な内容に見えますが、実は、国の法改正(マイナンバー法)と連動したものですから、たいへん難しい内容であります。
しかし「利用停止等」の部分の改正でありますので、私は、質疑の中で、「国会で、どのような法改正があったのか」と質問しました。また、折しも、お隣りの静岡県湖西市では、個人情報1992人分が流出したという事件がありましたので、「本議案の条例第33条の利用停止等の規定に該当するケースかどうか」伺いました。
市の答弁は「法律の第25条として追加されたもので、条文番号を1つずつ繰り下げる状態になった」こと、また「湖西市の情報の流出については人的ミスによるものであるので、本条例には該当しない」というもので、少し安心したところでございます。
しかしながら、本議案は、国の、いわゆるマイナンバー法の改正にもとづくものでありますから、この法律のあり方に反対する私は、本議案の改正にも反対いたします。ここでは、マイナンバー法の危険性を、詳しくのべることはいたしませんが、湖西市の事件は、ふるさと納税をした1992人について、別人のマイナンバーを記載して寄付者が住む自治体に通知していたというものです。
国の個人情報保護委員会によると、一度に大量のマイナンバーが本人以外の第三者に漏えいしたのは、2015年10月のマイナンバー制度開始以来、最大規模で、マイナンバー法で定められた「重大な事態」に当たると言います。
市当局が答弁したように「人的ミス」であったとしても、そもそも、このような事態は、絶対に発生しない、安全だ、と周知されていたものであります。
以上、国の法改正にしたがって条例の整備をすることは理解しますが、マイナンバー制度の問題は、初の違反者、大量の流出事件、未だに低い利用状況もふくめ、やはり、唯々諾々と従うべきではないと申し上げて、反対討論といたします。
・・・
反対討論 浅尾洋平議員
賛成討論 村田康介議員
今日も、ご訪問ありがとうございます。
今日から、3月議会の議案審議での反対討論をアップしていきます。
3月16日の本議会で、各議案に対する反対討論・賛成討論が行われました。
今日は、個人情報保護の条例改正についての反対討論をアップします。
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第2号議案「新城市個人情報保護条例の一部改正」
日本共産党の浅尾洋平です。反対の立場で討論を行ないます。
この議案は、本市の個人情報保護条例の一部を改正する内容であります。条例の改正は、第33条(利用停止等)の「第28条」を「第29条」に改める、という簡単な内容に見えますが、実は、国の法改正(マイナンバー法)と連動したものですから、たいへん難しい内容であります。
しかし「利用停止等」の部分の改正でありますので、私は、質疑の中で、「国会で、どのような法改正があったのか」と質問しました。また、折しも、お隣りの静岡県湖西市では、個人情報1992人分が流出したという事件がありましたので、「本議案の条例第33条の利用停止等の規定に該当するケースかどうか」伺いました。
市の答弁は「法律の第25条として追加されたもので、条文番号を1つずつ繰り下げる状態になった」こと、また「湖西市の情報の流出については人的ミスによるものであるので、本条例には該当しない」というもので、少し安心したところでございます。
しかしながら、本議案は、国の、いわゆるマイナンバー法の改正にもとづくものでありますから、この法律のあり方に反対する私は、本議案の改正にも反対いたします。ここでは、マイナンバー法の危険性を、詳しくのべることはいたしませんが、湖西市の事件は、ふるさと納税をした1992人について、別人のマイナンバーを記載して寄付者が住む自治体に通知していたというものです。
国の個人情報保護委員会によると、一度に大量のマイナンバーが本人以外の第三者に漏えいしたのは、2015年10月のマイナンバー制度開始以来、最大規模で、マイナンバー法で定められた「重大な事態」に当たると言います。
市当局が答弁したように「人的ミス」であったとしても、そもそも、このような事態は、絶対に発生しない、安全だ、と周知されていたものであります。
以上、国の法改正にしたがって条例の整備をすることは理解しますが、マイナンバー制度の問題は、初の違反者、大量の流出事件、未だに低い利用状況もふくめ、やはり、唯々諾々と従うべきではないと申し上げて、反対討論といたします。
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反対討論 浅尾洋平議員
賛成討論 村田康介議員
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