2016年05月17日
引き続き、3月議会の反対討論をアップします(今回は第12号議案)
3月議会の反対討論をアップします。
今回は、第12号議案「地方公務員法及び地方独立行政法人の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の制定」の議案の質疑と反対討論です。
この長い名前の議案は、地方公務員の「人事評価」に関するものです。
質疑の主な内容は、以下のとおりです。
(1)「職員の人事評価」は、そもそも、公平公正にできるのか伺う。
(2)「職員の人事評価」の導入時や方法については、各労働組合との労使関係を尊重した上で、十分に時間をかけて協議をすることを、考慮しているのか伺う。
以上の質疑を踏まえて、第12号議案の反対討論を全文掲載いたします。
・・・・
第12号議案「地方公務員法及び地方独立行政法人の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の制定」
日本共産党の浅尾洋平です。反対の立場から、討論を行います。
この議案は、国の法改正により、地方公務員の人事評価を広げていくというものです。
私は、そもそも、人が人を、公正公平に評価すること、それ自体が、難しいことだと考えます。評価する側の評価という問題もあります。
具体的には、今回の議案で対象となるような、医療や消防、あるいは保育の職場というのは、何よりも、チームワークが求められます。
ある人の失敗を、職場の仲間がフォローして成り立つのです。あるいは、ある人の頑張りが、他人の評価につながることもあるのです。次の人への的確な「申し送り」などは、次の人の仕事の評価の「前提」となるものです。
私は、公立病院の看護師として14年間、働いてきました。その経験から、職場の上司が、チームワークで成り立つ職場の同僚の評価を正確に出来るとは思えません。誰からも不満が出ないような、公正公平な評価ができるとは思いません。
そのような人事評価が、職員の賃金に反映するようになれば、せっかくのチームワークは悪化するでしょう。
この議案については、ぜひ、各労働組合との協議を尊重した上で導入し、内容や時期について、慎重にするべきだと申し上げて、反対討論とします。
(3月18日)
・・・・
みなさんは、どう考えますか?
ご意見などお寄せ下さい。
今日もご訪問ありがとうございます。
今回は、第12号議案「地方公務員法及び地方独立行政法人の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の制定」の議案の質疑と反対討論です。
この長い名前の議案は、地方公務員の「人事評価」に関するものです。
質疑の主な内容は、以下のとおりです。
(1)「職員の人事評価」は、そもそも、公平公正にできるのか伺う。
(2)「職員の人事評価」の導入時や方法については、各労働組合との労使関係を尊重した上で、十分に時間をかけて協議をすることを、考慮しているのか伺う。
以上の質疑を踏まえて、第12号議案の反対討論を全文掲載いたします。
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第12号議案「地方公務員法及び地方独立行政法人の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の制定」
日本共産党の浅尾洋平です。反対の立場から、討論を行います。
この議案は、国の法改正により、地方公務員の人事評価を広げていくというものです。
私は、そもそも、人が人を、公正公平に評価すること、それ自体が、難しいことだと考えます。評価する側の評価という問題もあります。
具体的には、今回の議案で対象となるような、医療や消防、あるいは保育の職場というのは、何よりも、チームワークが求められます。
ある人の失敗を、職場の仲間がフォローして成り立つのです。あるいは、ある人の頑張りが、他人の評価につながることもあるのです。次の人への的確な「申し送り」などは、次の人の仕事の評価の「前提」となるものです。
私は、公立病院の看護師として14年間、働いてきました。その経験から、職場の上司が、チームワークで成り立つ職場の同僚の評価を正確に出来るとは思えません。誰からも不満が出ないような、公正公平な評価ができるとは思いません。
そのような人事評価が、職員の賃金に反映するようになれば、せっかくのチームワークは悪化するでしょう。
この議案については、ぜひ、各労働組合との協議を尊重した上で導入し、内容や時期について、慎重にするべきだと申し上げて、反対討論とします。
(3月18日)
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