2016年04月04日
第40号議案「もっくる新城の維持管理の基金を定める条例」に反対討論
私の反対討論を掲載する前に、この議案の質疑内容を、以下、載せておきます。(僕のメモから)
浅尾「市内の「道の駅」は、作手・鳳来地区にもあり、なぜ「もっくる新城」だけの条例ですか?」
市「作手・手作り村の道の駅は、基金条例があります。鳳来の道の駅は、規模が小さいので、こうした基金はありません」
浅尾「この議案の第6条「施設の維持管理のため」とあり、基金の使途を限定しているが、もともと、もっくる新城の、年間の維持費は、いくらと見積もっていたのか。維持管理には、足湯施設は入るのか伺う」
市「施設の、50万円以上の修繕費について、市が行うため、今回の基金で積立を行ないます。(足湯など)指定管理料は、この議案には入りません」
浅尾「もっくる新城の「足湯」の維持管理費は、別途、市で観光目的で行なっているということだが、足湯の年間維持費はいくらになるのか?」
市「年間、約500万円ぐらい、足湯の維持管理費として、市から(別途)だしています」
浅尾「そもそも「施設の維持管理に万全」とあるが、そんなに(もっくる新城は)将来的に危機的な施設なのか伺う」
市「今は、新しい施設なので、大丈夫ですが、今後 電気設備などは耐用年数・ランニングコストがあるため、施設については50万円以上の修繕費については、市が行うので、今後の老朽化の対応です」
このような質疑を行ったうえで、以下が、私の反対討論です。
質疑でわかったのは、市は、道の駅という建物を利用している民間企業のために、建物の修繕や「足湯」に税金を投じているという事実でした。
・・・・
第40号議案「新城市もっくる新城維持管理基金の設置及び管理に関する条例の制定」
に反対の立場で討論を行います。
日本共産党の浅尾洋平です。
この議案は、道の駅・もっくる新城の施設を維持し、管理し、その万全を期すために、新たな積立基金を行う内容です。
質疑でも明らかになりましたが、新城市内には、道の駅が3つあります。
しかし鳳来の道の駅には、今回のような基金はつくっていないという答弁でした。
もっくる新城は、一般会計から毎年、500万円近い税金が、「足湯」施設の維持管理に計上されています。
こうしたことから、今後、道の駅にかかる管理費は、この先、ドンドン脹らんで行くことになります。
私は、市当局のいう、「施設を維持し、管理する積立金の必要性」は否定しません。
しかし、本議案の、一方で、市内の小中学校の老朽化した体育館や、給食室や、
壊れたプール施設などを修繕する、お金を積立てなければバランスがとれません。
私は、(このような議案を出す前に)生徒の中に、ケガ人が出て、深刻な事態となっている、小中学校の老朽化施設の対策費にあてるべきです。それを、反対の理由といしたします。 以上。
・・・
反対したのは、私1人でした。
結果
賛成 16 反対 1

もっくる新城の資料



これらの「資料」でも分かりますが、「もっくる新城」には、新城産や奥三河のもの、商品が、少ない事がわかります。
新城と設楽、東栄、豊根を含めた奥三河の商品を合わせても「もっくる新城」で販売する割合は、20%しかありません。
私は、管理者である名鉄レストランには、もっともっと、新城産・奥三河産の商品の割合を広げて、市内の経済・奥三河経済の活性化につなげてほしいと思います。
さて、
私たちの税金の使い方では、道の駅の老朽化対策も必要だとも思います。
しかし、やはり一方で、子どもたちが通う、市内小中学校の施設の老朽化対策こそ必要です。
今こそ、「基金の設置」が、必要なのは、まずは、小中学校の老朽化対策ではないでしょうか?
中学校の老朽化した施設の写真を見て下さい。



危険な教育環境はそのままで、新城の子どもたちは心から安心して学ぶことがでしょうか?
「大人たちはいつ直してくれるのか」「いつ動いてくれるのか」と生徒や地元の方たちは声をあげ見ています。
これからの新城のまちを背負っていくのは、子どもたちなのです。
私は、子どもたちの為に、学校・教育環境が、より安心安全な施設にならなければ、まちや国の未来はないと思っています。
残念なことですが、いまの新城市の教育環境は、ケガ人が出たり、災害時の避難所として必ずしも安全ではない、と言う声が、地元から出ている異常事態です。
早急に、学校の老朽化対策を行うことを市に要望します。
しかし、市長は、「修繕費のお金がない」といいます。
私は、道の駅の「基金」の様に、市内学校施設の「維持管理基金」も創設し、毎年出る、不用額などを有効活用し、毎年、安定した財源を積立てることを提案します。
みなさんは、どのようにお考えしょうか?
今日も、ご訪問ありがとうございます。
もうすぐ、7月の参議院選挙! 野党は共闘!
みなさんの声と力が必要です。
選挙で新しい社会をつくっていきましょう!

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。