2015年12月07日

PTA役員さんが望む「子育て支援」「子どもを産む環境」

今週の10日と11日が一般質問が行われます。僕は、おそらく11日になると思いますが、質問順番がまだ決まっていないのでわかりません。詳細が決まったら報告します。

今日のブログは、今年の7月に厚生文教委員会として、市内のPTA役員の方を中心に集まって頂き、新城の「子育て支援」や「子どもを産む環境」についてのご意見をお聞きしました。その、報告内容をアップします。

PTA役員さんが望む「子育て支援」「子どもを産む環境」

子育て世代の意見を聞くため、平成27年 7月13日 消防防災センター会議室 午後7時〜 
PTA(小中学校の保護者)役員との意見交換会(30~40人) 
報告・浅尾 洋平(厚生文教委員会)  
                                
テーマ
①新城で産み育てる、
②子どもの病気で頼ったり、困ったり不安に感じた事、
③急な病気になった場合

主な意見
◆ 小児科・救急医療の充実を

○新城市民病院の小児科で入院できない。
○自分の子どもが乳児の時に、夜の時間外で乳児の診察はできないと言われた→「豊川市民病院に行ってください」
○子どもが骨折したが、休日のため市内の整形外科が休診→豊川市内の整形外科の当番医に診てもらった。
○いつも、(当番医は)ホームページを見てくださいと言われるが、豊川や豊橋の病院の位置などなかなか分からないし、
ナビを車内で使うが子どもが、泣いているため、車の運転は大変。
○喘息発作がある子ども、夜の発作の場合、新城市民病院の病院では診てもらえない。市内の当番医ですら小児医療ができない。
○いざという時、夜間 休日の時に安心して診察してもらえる、病院が新城市内にない。まず、新城市民病院に電話をするが、救急外来が充実していないため、電話中のやり取り中に、あきらめてしまい、豊川市民病院に行く気持ちになる。
○新城市民病院の小児科を、もっと充実してほしい。
○自分の子どもが、救急外来で豊川市民病院にかかった時、診察券を作る事になり様々な手続きを終えるまで、5時間もかかった。(一刻を争う、治療と時間のかかる手続きが、同時進行するのは大変)

◆出産・婦人科について「約10年前から市内で出産が出来ない。困った事はありますか?」

○私は、豊川市民病院で産んだ、流産しかかっており、病院まで大変遠かった。
○産婦人科の医師が、良い先生かどうか、これが大切なポイントです。
○30代で、豊橋市民病院で出産したが、出産前破水を起こし大変だった。
○出産は、何が起こるかわからないので、そのリスクに対応できるように遠かったが、豊橋市民病院を選んだ。豊橋市民病院の先生も大変良い先生だった。
○出産は10年以上前だったが、新城市民病院で産む事ができた、その後お産できなくなったので、私はギリギリ新城市民病院で出産できた。一番のメリットは自宅から近くだったこと。助産師さんがとても良かった。
○新城市民病院では、土日の検診を行っていない。理解できるが、仕事を持っている女性にとっては、土日の検診ができるとうれしい。
○総合病院で、出産することのメリットは、産婦人科と小児科をセットで診察してもらえること。さらに、他の診療科との連携もあり妊婦さんは安心できる。
○しんしろ助産所のメリットは、布団の上で自然出産できること、家族に見守れれながら出産できること。
○妊婦さんは、それぞれのバースプランを持っている。安心安全の出産ストーリーを持つ方は、豊川・豊橋の総合病院を選ぶし、こじんまりとした雰囲気の中で、自然分娩を選ぶ方はしんしろ助産所にお願いする。今や、必ずしも新城で産まなければならないという理由もない。

感想
皆さんの話を聞きながら、穂積市長が進める「市立産科診療所」構想は、必要ないと強く感じた。市内の、保護者の皆さんが求めているのは、新城市民病院の小児科・時間外救急医療の充実だったからです。また、お産をめぐる様々なニーズがある事もわかり、私の6月議会の質問が立証された形になり安心しました。

◆子育て支援について

●就学前
○子ども園に入る場合、必ずしも学区内とは限らない、そのため「すくすく園」などを利用し同じ学区内の保護者と友達になる事ができる。そこで、医療の事などが話合える。
○私は「地域のサロンを利用した」保育園は土日やっていないため大変だと思うが、やってくれると嬉しいし、助かる。また、仕事を持っている保護者の場合、平日7時まで、やっていただきたい。
○週2回の、「ならし保育」がとても良かった。仕事の都合に合わせて、時間を長くしてくれた時もあり助かった。
○電車やバスを利用して、学校や学童に子どもを預ける保護者の悩みは、ダイヤです。都合良くしてほしい。そうしないと、子どもの睡眠、朝食との関係で困る。

●就学後
○私の地域では、学童も、学校内でやってくれるようになったので良かった。
○中学生まで医療費が無料になったので良かった。
○ある学校では、徒歩10分先の児童館で学童クラブでやっている。離れているため、とても危険だと思う。長期の休みの時ぐらいは、児童クラブは学校内でやってほしい。

感想
意見交換の最後に、中西議員から保護者のみなさんに「18歳まで医療費を無料にするという施策について賛成か反対か」との問いかけがありました。それに対して、圧倒的多数の保護者の方々が、賛成の挙手をされました。やはり、「子育て支援」は、掛け声だけではなく具体的でなくてはなりません。その一つとして、私は選挙公約として「18歳までの医療費無料化」を訴えていますが、図らずもこの施策の必要性が裏づけられたと思いました。
お忙しい中、委員会の意見交換会に参加された皆さんに感謝するとともに、それぞれの出産・子育ての経験を率直に話していただいた事に大変感動しました。本当にありがとうございました。

以 上

このような、貴重なご意見を一般質問でも取り上げて、リアルなパパ・ママの子育て中の声を、市長に伝えていきます。

みなさんの声を聞いて、子育て支援のまちづくりに生かしていきたいと思います。よろしくお願いします。

みなさんは、どのように考えますか? ご意見下さい。

今日も、ご訪問ありがとうございます。

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Posted by 浅尾洋平 at 16:52 │Comments(0)子ども活動日誌まちづくり新城市の問題お産の問題
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プロフィール
浅尾洋平
浅尾洋平
浅尾洋平(あさお ようへい)

1977年生まれ。
千郷小・千郷中・豊川高校卒
豊橋市立看護専門学校卒
1998年〜2009年豊橋市民病院、育児休暇取得。救命センターICU・手術室を経験
2009年〜2012年新城市民病院で看護師として勤務し退職。JPTEC認定取得(外傷病院前救護処置)
2011年度 新城市省エネコンテスト 削減率部門第3位受賞。日本共産党新城市福祉・子育て対策室長 2013年 新城市議に初当選し 現在3期目。
家族は妻、1男1女