2015年04月28日
市長案の見直し基準は、あくまで総額49億700万円!
僕は、新城市の市議として「住民投票のパンフレット」をめぐり、3月議会が終わった後も、市議会で論戦を続けています。
地方選挙中に開かれた4月24日の「全員協議会」では、事実上、初めて、傍聴者のもと公開で、パンフレットづくりの議論をしました。
冒頭、副市長から経過説明がありました。
僕のメモからまとめますと、
①4月21日、副市長、一部の議員、「市民の会」の方々が「意見交換」を行った。
②新庁舎建設の市長案「49億円」は、さらに20%から30%アップする可能性があり、
見直しが避けられない。一方で、9000名をこえる住民投票求める署名も集まり、新庁舎建設の見直しが必要になってきたという認識だ。
③そのため、不確定な、不正確な総事業費の金額は、パンフレットには記載できない。
④議会と市当局は、共同して責任をもち、パンフレットづくりをする。
そして、議論に入りました。さまざまな意見があり、混乱しましたが、僕の発言は、次の2点でした。
1つ目には、議会の民主化・ルールづくり、です。
浅尾「パンフレットづくりは、全員協議会ではなく、総合政策特別委員会で話し合うべきだ。これは4月18日に申し入れをしています。
全員協議会では表決・採決が出来ない。すなわち議題についての決定権がありません。そして、これまでのパンフレットに内容について、話し合った打ち合わせ会議(4月22日非公開)も出席を求めるメールをもらった議員と、もらっていない議員が選別されていた。など、公平さに欠けており不公正である」
2つ目は、混乱する議論の中で、副市長の「意見交換会」(4月21日)の録音テープがあるという話になり、それならテープを全面公開するべきだと主張しました。
一部の議員と副市長が「言った」「言わない」の応酬で、僕は、これではダメだと思ったのです。責任ある言葉、真実が、全員協議会では分からないのです。ちなみに、全員協議会の議論は、正式な議事録になりません!!!
こんな無責任な会議を繰り返しても議員同士のケンカになるだけだ、と思いました。
浅尾「4月21日、副市長は、パンフレットづくりを市民の会にお願いしたとか、市議会での議論がまだ不十分だとか言われたりして、立場がぶれている。だから、今日の全員協議会での、当事者同士の議員だけが『言った』『言わない』を、それぞれがやりあっていて、21日に同席していない議員は『蚊帳の外』だ。
今日の全員協議会が混乱するのは、当たり前だ。議論を聞いていると、4月21日の意見交換会の録音テープがあるそうだから、その全面公開を求めます。市民のみなさんに経過を明らかにするためには、テープの提出を求めます」
いま新城市は、パンフレットひとつ作るのにも、議論が錯綜し、議会報告会でも市民のみなさんから「何やっとるだ?」「なぜ、わざわざ、わかりにくい内容の投票用紙をつくったのか?」と、きびしく批判される始末です。
そして、他の議員からは「市の見直し案は具体的に資料が出ている」と言っていましたので、
僕が確認したところ「新庁舎実施設計ECI方式による協議概要」(市・契約検査課、平成27年4月17日)が出てきました(写真)↓

ここには「見直し目標を事業費ベースで言い換えると『総額49億700万円に可能な限り近づける』ということとなる」という一文が入っています。
僕は、穂積市長の「49億700万円」案を強行しようとすればするほど、住民投票の設問内容がわかりにくくなるのだ、と感じました。混乱の原因は「はじめに金額49億700万円ありき」だから、と感じます。
市当局は「市民のみなさんと、これまで考えて積み上げた案が49億円」と言いますが、新庁舎を、見直す事態になっているいま、
市当局こそが、これまで積み上げてきた、新庁舎建設の根拠そのものを崩しているのではありませんか。実際、いま新城市は、議会の十分な議論を得ないまま、さまざまな「見直し」を検討課題にしています。
その「見直し」は、太陽光発電・蓄電池などの取り止めとか、木製ルーバー取り止め、さらには、免震装置の合理化など、これまで、積み上げてきた、新庁舎建設の根拠(災害・防災拠点、自然環境への配慮)となっていたような部分の「見直し」があり、ここには大変大きな金額の税金がかかっていたわけですから、見直しの説明が必要です。
それを新城市はしていません!
しかし、見直し作業目標の総額は49億700万円(に可能な限り近づける)なのです!
この日の定例報告会でも「議員のみの報告」「取り扱いにご留意ください」という文書と内容が示されましたが、僕は、新庁舎建設とかかわって大きな疑念を感じる報告について質問しました。このままでは「議員のみの報告」「取り扱いにご留意ください」式のやり方は、許されません!
みなさんは、どうお考えでしょうか?
今日も、ご訪問ありがとうございます。
地方選挙中に開かれた4月24日の「全員協議会」では、事実上、初めて、傍聴者のもと公開で、パンフレットづくりの議論をしました。
冒頭、副市長から経過説明がありました。
僕のメモからまとめますと、
①4月21日、副市長、一部の議員、「市民の会」の方々が「意見交換」を行った。
②新庁舎建設の市長案「49億円」は、さらに20%から30%アップする可能性があり、
見直しが避けられない。一方で、9000名をこえる住民投票求める署名も集まり、新庁舎建設の見直しが必要になってきたという認識だ。
③そのため、不確定な、不正確な総事業費の金額は、パンフレットには記載できない。
④議会と市当局は、共同して責任をもち、パンフレットづくりをする。
そして、議論に入りました。さまざまな意見があり、混乱しましたが、僕の発言は、次の2点でした。
1つ目には、議会の民主化・ルールづくり、です。
浅尾「パンフレットづくりは、全員協議会ではなく、総合政策特別委員会で話し合うべきだ。これは4月18日に申し入れをしています。
全員協議会では表決・採決が出来ない。すなわち議題についての決定権がありません。そして、これまでのパンフレットに内容について、話し合った打ち合わせ会議(4月22日非公開)も出席を求めるメールをもらった議員と、もらっていない議員が選別されていた。など、公平さに欠けており不公正である」
2つ目は、混乱する議論の中で、副市長の「意見交換会」(4月21日)の録音テープがあるという話になり、それならテープを全面公開するべきだと主張しました。
一部の議員と副市長が「言った」「言わない」の応酬で、僕は、これではダメだと思ったのです。責任ある言葉、真実が、全員協議会では分からないのです。ちなみに、全員協議会の議論は、正式な議事録になりません!!!
こんな無責任な会議を繰り返しても議員同士のケンカになるだけだ、と思いました。
浅尾「4月21日、副市長は、パンフレットづくりを市民の会にお願いしたとか、市議会での議論がまだ不十分だとか言われたりして、立場がぶれている。だから、今日の全員協議会での、当事者同士の議員だけが『言った』『言わない』を、それぞれがやりあっていて、21日に同席していない議員は『蚊帳の外』だ。
今日の全員協議会が混乱するのは、当たり前だ。議論を聞いていると、4月21日の意見交換会の録音テープがあるそうだから、その全面公開を求めます。市民のみなさんに経過を明らかにするためには、テープの提出を求めます」
いま新城市は、パンフレットひとつ作るのにも、議論が錯綜し、議会報告会でも市民のみなさんから「何やっとるだ?」「なぜ、わざわざ、わかりにくい内容の投票用紙をつくったのか?」と、きびしく批判される始末です。
そして、他の議員からは「市の見直し案は具体的に資料が出ている」と言っていましたので、
僕が確認したところ「新庁舎実施設計ECI方式による協議概要」(市・契約検査課、平成27年4月17日)が出てきました(写真)↓

ここには「見直し目標を事業費ベースで言い換えると『総額49億700万円に可能な限り近づける』ということとなる」という一文が入っています。
僕は、穂積市長の「49億700万円」案を強行しようとすればするほど、住民投票の設問内容がわかりにくくなるのだ、と感じました。混乱の原因は「はじめに金額49億700万円ありき」だから、と感じます。
市当局は「市民のみなさんと、これまで考えて積み上げた案が49億円」と言いますが、新庁舎を、見直す事態になっているいま、
市当局こそが、これまで積み上げてきた、新庁舎建設の根拠そのものを崩しているのではありませんか。実際、いま新城市は、議会の十分な議論を得ないまま、さまざまな「見直し」を検討課題にしています。
その「見直し」は、太陽光発電・蓄電池などの取り止めとか、木製ルーバー取り止め、さらには、免震装置の合理化など、これまで、積み上げてきた、新庁舎建設の根拠(災害・防災拠点、自然環境への配慮)となっていたような部分の「見直し」があり、ここには大変大きな金額の税金がかかっていたわけですから、見直しの説明が必要です。
それを新城市はしていません!
しかし、見直し作業目標の総額は49億700万円(に可能な限り近づける)なのです!
この日の定例報告会でも「議員のみの報告」「取り扱いにご留意ください」という文書と内容が示されましたが、僕は、新庁舎建設とかかわって大きな疑念を感じる報告について質問しました。このままでは「議員のみの報告」「取り扱いにご留意ください」式のやり方は、許されません!
みなさんは、どうお考えでしょうか?
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