2015年03月04日
東三河広域連合議員への立候補演説
今、市議会は3月議会の最中。新城市議会は、今年4月から始めるという「東三河広域連合」の議員3人を決めました。
「東三河広域連合」へ選出する議員の選出は、地方自治法にのっとり「選挙」ということになっています。議会では「指名」や「話し合い」で決めるという意見が出ましたが、僕は、法律(法118)にしたがって「指名推薦」ではなく「選挙で決めるべきだ」と強く主張しました。
厚生文教委員会では、僕と鈴木達雄議員が立候補し、選挙を行いました。そして結果は、鈴木達雄議員が「東三河広域連合」議員に選ばれました。他の委員会では、山口議員と下江議員が選ばれました。
僕は、委員会での投票前に、厚生文教委員の議員のみなさんに「立候補理由」を訴えました。今日は、その全文を、以下に、掲載します。
「東三河広域連合」議員への立候補の決意
私、浅尾洋平は、東三河広域連合の新城市議会選出議員に立候補いたします。
立候補の理由は、大きく言いまして3つあります。
1つ目は、民主主義の問題です。この間、私は、市議会の一般質問で、東三河広域連合に参加する「民意」は決まっていない、と訴えてきました。市議会は、新城市民の議員選挙を通して民意が反映されますが、広域連合を支える東三河で暮らす人びとの「民意」は、どこにもありません。
この民主主義の欠如について、私は「東三河広域連合」に対して、強く訴えたいと思います。
2つ目は、肝心の、東三河の広域連合の全容が未だに分からないという大問題です。介護保険など公共サービスを行うと言われていますが、議会で質問しても市の答弁は「詳細は決まっておりません」というものでした。
3つ目は、万が一、新城市など8市町村の自治体の公共サービスを広域連合に移譲すると、私は、文字通り、公共サービスは、市民の暮らしから遠ざかると考えます。すなわち、広域連合とは、新たな大合併・道州制の「受け皿づくり」に他なりません。私は、たいへん危ぐします。
この間の議会の議論の中で、穂積市長は、この東三河広域連合が、新城市の人口減少を止めるためではない、という重大な答弁しました。
また、これまでの全ての協議会の議事録の公開を求めても「事務に支障が生じる」という理由で「非公開」との答弁でした。
市民からは「いったい何のためにやるのか」という声があがっています。
私は、東三河広域連合問題は、まだまだ、情報不足であり、市民との議論が足りないと実感しています。これまでの動きを振り返ると、昨年12月議会で参加を議決し、今年4月のスタートとなるようですが、これは、あまりにも急ぎ過ぎです。
新城市は「行政の合理化のため」「経費削減のため」にやると言っていますが、実は、その裏付けデータもありません。新城市当局が出してきたのは、豊橋市のデータでした。
新城市の人口減少をとめる決意も施策もないまま、「行政改革」「合理化」だけの広域連合が進めば、結局、人口減少に歯止めはかからず、市の財政は、現在より、さらに厳しい状況になると思います。
もう、コテ先だけの合理化はやめるべきです。
以上、このような問題を、私が議員になったら、きちんと広域連合の場所で訴え、しっかりと解決していきたいと考えます。ご賛同、よろしくお願いします。
浅尾洋平 平成27年2月17日
東三河広域連合の組織図は、下記のようなものです(東三河広域連合のホームページより)。

しかし識者からは「二重行政だ」「自治体の仕事を広域連合に移譲し、その後、広域連合が事業を廃止したらどうなるのか」などの批判があります。
皆さんは、どう考えますか?
今日も、ご訪問ありがとうございました。
「東三河広域連合」へ選出する議員の選出は、地方自治法にのっとり「選挙」ということになっています。議会では「指名」や「話し合い」で決めるという意見が出ましたが、僕は、法律(法118)にしたがって「指名推薦」ではなく「選挙で決めるべきだ」と強く主張しました。
厚生文教委員会では、僕と鈴木達雄議員が立候補し、選挙を行いました。そして結果は、鈴木達雄議員が「東三河広域連合」議員に選ばれました。他の委員会では、山口議員と下江議員が選ばれました。
僕は、委員会での投票前に、厚生文教委員の議員のみなさんに「立候補理由」を訴えました。今日は、その全文を、以下に、掲載します。
「東三河広域連合」議員への立候補の決意
私、浅尾洋平は、東三河広域連合の新城市議会選出議員に立候補いたします。
立候補の理由は、大きく言いまして3つあります。
1つ目は、民主主義の問題です。この間、私は、市議会の一般質問で、東三河広域連合に参加する「民意」は決まっていない、と訴えてきました。市議会は、新城市民の議員選挙を通して民意が反映されますが、広域連合を支える東三河で暮らす人びとの「民意」は、どこにもありません。
この民主主義の欠如について、私は「東三河広域連合」に対して、強く訴えたいと思います。
2つ目は、肝心の、東三河の広域連合の全容が未だに分からないという大問題です。介護保険など公共サービスを行うと言われていますが、議会で質問しても市の答弁は「詳細は決まっておりません」というものでした。
3つ目は、万が一、新城市など8市町村の自治体の公共サービスを広域連合に移譲すると、私は、文字通り、公共サービスは、市民の暮らしから遠ざかると考えます。すなわち、広域連合とは、新たな大合併・道州制の「受け皿づくり」に他なりません。私は、たいへん危ぐします。
この間の議会の議論の中で、穂積市長は、この東三河広域連合が、新城市の人口減少を止めるためではない、という重大な答弁しました。
また、これまでの全ての協議会の議事録の公開を求めても「事務に支障が生じる」という理由で「非公開」との答弁でした。
市民からは「いったい何のためにやるのか」という声があがっています。
私は、東三河広域連合問題は、まだまだ、情報不足であり、市民との議論が足りないと実感しています。これまでの動きを振り返ると、昨年12月議会で参加を議決し、今年4月のスタートとなるようですが、これは、あまりにも急ぎ過ぎです。
新城市は「行政の合理化のため」「経費削減のため」にやると言っていますが、実は、その裏付けデータもありません。新城市当局が出してきたのは、豊橋市のデータでした。
新城市の人口減少をとめる決意も施策もないまま、「行政改革」「合理化」だけの広域連合が進めば、結局、人口減少に歯止めはかからず、市の財政は、現在より、さらに厳しい状況になると思います。
もう、コテ先だけの合理化はやめるべきです。
以上、このような問題を、私が議員になったら、きちんと広域連合の場所で訴え、しっかりと解決していきたいと考えます。ご賛同、よろしくお願いします。
浅尾洋平 平成27年2月17日
東三河広域連合の組織図は、下記のようなものです(東三河広域連合のホームページより)。

しかし識者からは「二重行政だ」「自治体の仕事を広域連合に移譲し、その後、広域連合が事業を廃止したらどうなるのか」などの批判があります。
皆さんは、どう考えますか?
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