2014年05月24日
愛知教育大学 前学長 松田正久さん
学校教育法国立大学法人法改悪案が22日、衆議院本会議で審議入りしました。同法案は、教授から大学の重要事項を審議する権限を取り上げるなど、学長が独断で大学を運営する仕組みを作るものです。
法案に対し、大学自治を破壊すると学長経験者から反対の声が上がっています。大学自治破壊に反対 学長ら談話。
真の大学改革にならない

前愛知教育大学長 松田正久さんの談話です。
大学はこれまで、政府や文科省から様々な「改革」を求められてきました。しかしその改革が本当に学生のための改革なのか、検証がないままです。今回の法改正の狙いの1つは、学長の権限を強めることです。しかし学長の独裁的な大学運営で改革すれば上手くいくと考えるのは、一種の幻想です。
今でも、学長の権限は大変強いものがあり、独裁的になる余地が十分あります。しかし、そんなやり方は実際にはうまくいきません。
大学は知の共同体ですから、知の共同体として、構成している1人が知力を結集して、大学をどう変えていくのかと言うことを真剣に考える。そのことが大学自身を変えていくことになると思います。
今回の改正は国民が期待する真の大学改革にはならず、むしろ大学自身が地位を低下させることにつながると懸念します。
各大学が自主性、あるいは自律性を担保しながら大学を運営すると言う原則的なことが忘れ去られています。(5月23日付け しんぶん赤旗)

文科省の言う通りの人しか、学長にさせない安倍政権の思いがみえます。法制局長やNHK会長も自分の命令に従う人に変える手口と一緒です。日本の改憲の動きと、戦争への参加の準備です。まずは、教育から、支配していく過程がよくわかります。
子どもたちや先生の自由や民主主義を危険にさらし、萎縮させる教育の自民党政治とは対決して、広範な方と協力共同して頑張ります。
今日も、訪問してありがとうございます。
法案に対し、大学自治を破壊すると学長経験者から反対の声が上がっています。大学自治破壊に反対 学長ら談話。
真の大学改革にならない
前愛知教育大学長 松田正久さんの談話です。
大学はこれまで、政府や文科省から様々な「改革」を求められてきました。しかしその改革が本当に学生のための改革なのか、検証がないままです。今回の法改正の狙いの1つは、学長の権限を強めることです。しかし学長の独裁的な大学運営で改革すれば上手くいくと考えるのは、一種の幻想です。
今でも、学長の権限は大変強いものがあり、独裁的になる余地が十分あります。しかし、そんなやり方は実際にはうまくいきません。
大学は知の共同体ですから、知の共同体として、構成している1人が知力を結集して、大学をどう変えていくのかと言うことを真剣に考える。そのことが大学自身を変えていくことになると思います。
今回の改正は国民が期待する真の大学改革にはならず、むしろ大学自身が地位を低下させることにつながると懸念します。
各大学が自主性、あるいは自律性を担保しながら大学を運営すると言う原則的なことが忘れ去られています。(5月23日付け しんぶん赤旗)
文科省の言う通りの人しか、学長にさせない安倍政権の思いがみえます。法制局長やNHK会長も自分の命令に従う人に変える手口と一緒です。日本の改憲の動きと、戦争への参加の準備です。まずは、教育から、支配していく過程がよくわかります。
子どもたちや先生の自由や民主主義を危険にさらし、萎縮させる教育の自民党政治とは対決して、広範な方と協力共同して頑張ります。
今日も、訪問してありがとうございます。
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。