2023年05月18日
5月臨時議会の補正予算に反対しました!
5月12日に行われた、臨時議会の補正予算に反対をしました。
国からの低所得世帯への給付金などについての事業予算もあり賛成できる面もありました。
しかし、私が質疑をする中で、市の事業として500万円で、NHK大河ドラマトークショーの開催費用や小水力発電修繕事業などに疑問や心配が生じたからです。
質疑でわかったの事は、大河ドラマトークショーが文化会館大ホールで行う同じ日時に、文化会館小ホールで劇団公演「ギャングエイジ」があります。同じ日の午後に大ホールと小ホールの同時開催となり、駐車場不足の問題があるとわかったからです。市の答弁では、トークショー参加者が停める駐車場は文化会館にはなく、桜淵公園の木かげ広場に停めて約1.3キロ歩いて、文化会館大ホールまでこないといけません。これまで、大ホールと小ホールを同時開催の使用を避けてきた経緯があります。
私は、市の後手後手の計画、対応だと感じました。また、それぞれの参加者が混雑し危険な状況、駐車場をめぐりトラブルになる恐れがあると考え、大河ドラマトークショー事業の日時変更を提案し反対しました。
以下が、反対討論になります。
・・・・
第104号議案 令和5年度 新城市一般会計補正予算(第2号)
日本共産党の浅尾洋平です。
私は、補正予算について反対の立場で討論をいたします。
この予算には、昨今のエネルギー・食料品価格などの物価高騰の家計への影響が大きい低所得世帯や低所得の子育て世帯のみなさんへの給付金、また八名小学校の自動火災報知機の受信機の取替え工事などの事業費が計上されています。
私は、これらの予算支出について、賛成です。
しかし、私が、この補正予算に反対する理由は、2つあります。
1つは、大河ドラマ放映に合わせたトークショーやパネル展の開催委託料500万円です。
この委託事業は市とNHKとのタイアップの提案であり、1時間のトークショーのコンテンツ料など500万円を、新城市が(事業の全額)負担するというものです。
率直に500万円は高いと思います。これでは、新城市のPRというよりも、NHK大河ドラマを宣伝するように、私は感じます。
私は、このような、ふつう、芸能プロダクションがやる興行を、自治体がやる意味や効果がわかりません。自治体の仕事は、地方自治法にあるように「福祉の増進」です。
私は、この500万円の予算があれば、市内の子どもの「おたふくワクチン接種」の費用を無償化する予算30万円に振り替えるべきだと思います。500万円あれば、実に16年間、無償に出来るのです。
私は、新城市が、大河ドラマ出演俳優によるトークショーを税金で開催することに反対いたします。
また、同時日時に小ホールで催しもの(劇団の公演)があり参加者で混雑、駐車場をめぐるトラブル発生の可能性があり心配です。私は、(トークショー事業の)日時を変更することを提案します。
どうする家康 トークショー(大ホール)6月11日(日) 開場13時


https://www.city.shinshiro.lg.jp/kanko/taiga/kikaku/talk.html
ギャングエイジ (小ホール)6月11日(日) 開場14時30分


補正予算に反対する2つ目の理由は、「四谷千枚田多目的施設管理運営事業」の小水力発電整備の導水管修繕工事の28万円です。この事業は、詰まった配管を交換する修繕です。この5月、田植えの時期に入り、山から千枚田の下流の田んぼに水を流せるように水流を調整できるようにする修繕ということです。
私が、この事業で問題だと思う点は、四谷千枚田の修繕予定の現場に行ったところ、補正予算に書かれている「主な事業内容」=小水力発電整備にかかる導水管とは思われない状況が分かったからなのです。
第一に、平成25年に大々的に施工された小水力発電施設は、いまバッテリーが外されて、発電していないこと。
第二に、水量の低下によって、発電施設には水が流れていないこと。
第三に、本来の目的である公用トイレへの電気は、別途の電線を取り付けて、中部電力から供給されていること。
すなわち、千枚田における小水力発電の管理運営事業は中断・とん挫しているのです。
しかし今回、市は、この施設に、事実上、別の目的で、28万円を支出するわけです。
補足資料(平成25年6月1日)
新城市四谷地区の棚田「四谷千枚田」に県内第1号の農業用水を利用した小水力発電施設を設置し完成式の当時の様子→https://www.pref.aichi.jp/soshiki/shinshiroshitara-nourin/0000061982.html
現在の状況↓



これでは、税金の使いみち自体が、事業内容と現実が食い違っており、
市民のみなさんの理解が得られないのではないでしょうか。
私は、今後の小水力発電整備の運用をするか、しないのかを含めて根本から見直し、地元の住民のみなさんとも話し合って、導水管の扱いを検討したあと、予算を提出するべきだと思うのです。
また、これらの事業の財源として、財政調整基金を使うのは理解できません。財政調整基金の使い方が適切でないと考えます。財政調整基金は災害時、経済不況などで財政不足に陥った時など、必要やむを得ない理由で活用するのがこの基金の目的です。大河ドラマタイアップ事業、小水力発電整備修繕事業などは、(3月議会の)当初予算で予備費が5000万円ある中で財源を充当するべきだったと考えます。以上で、反対討論といたします。
国からの低所得世帯への給付金などについての事業予算もあり賛成できる面もありました。
しかし、私が質疑をする中で、市の事業として500万円で、NHK大河ドラマトークショーの開催費用や小水力発電修繕事業などに疑問や心配が生じたからです。
質疑でわかったの事は、大河ドラマトークショーが文化会館大ホールで行う同じ日時に、文化会館小ホールで劇団公演「ギャングエイジ」があります。同じ日の午後に大ホールと小ホールの同時開催となり、駐車場不足の問題があるとわかったからです。市の答弁では、トークショー参加者が停める駐車場は文化会館にはなく、桜淵公園の木かげ広場に停めて約1.3キロ歩いて、文化会館大ホールまでこないといけません。これまで、大ホールと小ホールを同時開催の使用を避けてきた経緯があります。
私は、市の後手後手の計画、対応だと感じました。また、それぞれの参加者が混雑し危険な状況、駐車場をめぐりトラブルになる恐れがあると考え、大河ドラマトークショー事業の日時変更を提案し反対しました。
以下が、反対討論になります。
・・・・
第104号議案 令和5年度 新城市一般会計補正予算(第2号)
日本共産党の浅尾洋平です。
私は、補正予算について反対の立場で討論をいたします。
この予算には、昨今のエネルギー・食料品価格などの物価高騰の家計への影響が大きい低所得世帯や低所得の子育て世帯のみなさんへの給付金、また八名小学校の自動火災報知機の受信機の取替え工事などの事業費が計上されています。
私は、これらの予算支出について、賛成です。
しかし、私が、この補正予算に反対する理由は、2つあります。
1つは、大河ドラマ放映に合わせたトークショーやパネル展の開催委託料500万円です。
この委託事業は市とNHKとのタイアップの提案であり、1時間のトークショーのコンテンツ料など500万円を、新城市が(事業の全額)負担するというものです。
率直に500万円は高いと思います。これでは、新城市のPRというよりも、NHK大河ドラマを宣伝するように、私は感じます。
私は、このような、ふつう、芸能プロダクションがやる興行を、自治体がやる意味や効果がわかりません。自治体の仕事は、地方自治法にあるように「福祉の増進」です。
私は、この500万円の予算があれば、市内の子どもの「おたふくワクチン接種」の費用を無償化する予算30万円に振り替えるべきだと思います。500万円あれば、実に16年間、無償に出来るのです。
私は、新城市が、大河ドラマ出演俳優によるトークショーを税金で開催することに反対いたします。
また、同時日時に小ホールで催しもの(劇団の公演)があり参加者で混雑、駐車場をめぐるトラブル発生の可能性があり心配です。私は、(トークショー事業の)日時を変更することを提案します。
どうする家康 トークショー(大ホール)6月11日(日) 開場13時


https://www.city.shinshiro.lg.jp/kanko/taiga/kikaku/talk.html
ギャングエイジ (小ホール)6月11日(日) 開場14時30分


補正予算に反対する2つ目の理由は、「四谷千枚田多目的施設管理運営事業」の小水力発電整備の導水管修繕工事の28万円です。この事業は、詰まった配管を交換する修繕です。この5月、田植えの時期に入り、山から千枚田の下流の田んぼに水を流せるように水流を調整できるようにする修繕ということです。
私が、この事業で問題だと思う点は、四谷千枚田の修繕予定の現場に行ったところ、補正予算に書かれている「主な事業内容」=小水力発電整備にかかる導水管とは思われない状況が分かったからなのです。
第一に、平成25年に大々的に施工された小水力発電施設は、いまバッテリーが外されて、発電していないこと。
第二に、水量の低下によって、発電施設には水が流れていないこと。
第三に、本来の目的である公用トイレへの電気は、別途の電線を取り付けて、中部電力から供給されていること。
すなわち、千枚田における小水力発電の管理運営事業は中断・とん挫しているのです。
しかし今回、市は、この施設に、事実上、別の目的で、28万円を支出するわけです。
補足資料(平成25年6月1日)
新城市四谷地区の棚田「四谷千枚田」に県内第1号の農業用水を利用した小水力発電施設を設置し完成式の当時の様子→https://www.pref.aichi.jp/soshiki/shinshiroshitara-nourin/0000061982.html
現在の状況↓



これでは、税金の使いみち自体が、事業内容と現実が食い違っており、
市民のみなさんの理解が得られないのではないでしょうか。
私は、今後の小水力発電整備の運用をするか、しないのかを含めて根本から見直し、地元の住民のみなさんとも話し合って、導水管の扱いを検討したあと、予算を提出するべきだと思うのです。
また、これらの事業の財源として、財政調整基金を使うのは理解できません。財政調整基金の使い方が適切でないと考えます。財政調整基金は災害時、経済不況などで財政不足に陥った時など、必要やむを得ない理由で活用するのがこの基金の目的です。大河ドラマタイアップ事業、小水力発電整備修繕事業などは、(3月議会の)当初予算で予備費が5000万円ある中で財源を充当するべきだったと考えます。以上で、反対討論といたします。
金額は自然体の予算から見れば小さくても、本当に意味のある事業に税金を使ってほしいです。水道料金も電気代も食べ物も保険料も上がるのに、税金は下がらない。税金はほんとに血税です。
NHKドラマ頼みの観光客誘致は期待してません。今度のイベントも芸能人みたさのミーハー市民が一日集まって終わりじゃないですか。アライアンスにしろ、ラリーにしろ、打ち上げ花火一発で、街は衰退する一方ですよ。市街地はシャッター街から空き地だらけになって、人も車も少なくて、限界集落みたいです。