2022年12月29日

東三河で1番高い水道料金の値上げに反対です!

12月議会が終わりました。私は、水道料金等の値上げの議案に反対しました。しかし議会では、賛成多数で可決されました。

私は、これまで何度も指摘してきた新城市の「税金ムダ使い」を思い出しています。例えば、使用目的が決まらないまま購入した養鶏場跡地の4億7千万円。高速バス(定員45人)に平均5〜6人しか乗っていない高速バス事業に年間2〜3000万円。私は、このような税金の使い方を改め、赤字と言われる市の水道事業の運営費に補てんし、出来るだけ値上げしない努力が出来たのではないかと思うのです。

新城市では、今後、段階的に水道の基本料金が値上げされていきます。2年後、東三河の自治体で水道料金が一番高いまちになります。新城市の水道料金等が豊根村、東栄町よりも高くなります!こんな事を、続けてはなりません。

東三河で1番高い水道料金の値上げに反対です!


今日は、水道料金の基本料金を大幅に値上げする議案に対する反対討論をアップします。

第129号議案新城市水道事業給水条例の一部改正 
日本共産党の浅尾洋平です。反対の立場で討論します。
本議案は、上水道の基本料金を大幅に値上げする内容となっています。口径13ミリの一般家庭モデルの例では、現行5918円が、
2024年には7238円となり、1320円もの値上げとなります。

30口径の値上げ率は、3300円が6622円となり、なんと2倍となります。みなさん、ご承知の通り、いま市民の生活は、物価上昇と光熱水費の連続値上げ、給料もあがらないというトリプルパンチで、大変な状況です。そんななか、新城市が、突然、水道料金を値上げするということは、絶対にやるべきではありません。

東三河で1番高い水道料金の値上げに反対です!


この議案が可決されると、新城市の水道料金は、東三河の市でダントツで高くなります。奥三河で比べると水道基本料金は東栄町と豊根村の方が安くなります。

市民のみなさんに聞きますと、怒りの声が寄せられます。「市は、なぜ、勝手に水道基本料金を上げるのか、具体的な理由を教えてほしい」「なぜ、いま値上げなのか」「ほとんどの市民が知らない間に議会は決めてしまうのか、納得がいかない」「市は、市民に説明し、しっかり合意を形成してほしい」「若い人や、お店や企業は、水が安い豊川市や豊橋市へ行きたいと思う」などなど、市の行政運営の無責任さ、説明責任を果たせ、という声であります。

市によると、市民への説明は、議会が議決した後に各地域に説明にあがる。と言います。しかし、それは、本末転倒です。
すべて決まった後では、合意の形成や市民の意見をまとめることは出来ません。市の、一方的な値上げ、一方的な水道基本料金の値上げについて、どうやって、事後的な説明で、責任が果たせるのでしょうか。

私は、市水道料金等審議会の答申に、新城の人口減少、水道事業の赤字経営の課題解決のため、今回、手数料の新設や水道料金の基本料金値上げなどを行うという流れは、理解しているつもりです。

しかし、何度も言いますが、いまの下江市政の行政運営は、市民への説明責任を果たしていません。ただ審議会の答申を受け、そのまま議案にまとめ、議会で議決するだけであります。このような安易で、無責任な行政運営は、あらゆる事業にあらわれている気がするのです。

そもそも穂積前市長が、3年ごとに料金改定を検討する水道料金等審議会を設置したわけですが、下江・新市政は、その見直しだって出来るわけです。審議会の判断だけでなく、市独自の検討を加えて、市民の生活を考慮して、値上げを中止したっていいわけです。

例えば、兵庫県豊岡市では、新城市と同じ様に、今年9月、審議会から値上げの答申があっても、12月議会の議案を提出する前に、市は、各地域で、水道料金の見直しにかかる市民説明会とパブリックコメントを行っています。

下江市長に伺いたいです。なぜ、豊岡市のように出来なかったのですか?私は、市民との合意形成の為に各地域での市民説明会とパブリックコメントを行うべきだったと思います。

最後に、市民の命と生活を守る立場から、意見を申し上げます。この条例では、今後も3年毎に料金改定を審議する事になります。そうなると本市の人口が増えない限り、水道料金の値上げは、青天井になりかねません。

 挙句の果ては、水道事業の民営化に道をひらく恐れも出てきます。私は、市として、これ以上は値上げはしないという「値上げの上限」を設定するべきだと申し上げて、反対討論とします。

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Posted by 浅尾洋平 at 20:41 │Comments(0)政治活動日誌消滅可能性都市の問題
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プロフィール
浅尾洋平
浅尾洋平
浅尾洋平(あさお ようへい)

1977年生まれ。
千郷小・千郷中・豊川高校卒
豊橋市立看護専門学校卒
1998年〜2009年豊橋市民病院、育児休暇取得。救命センターICU・手術室を経験
2009年〜2012年新城市民病院で看護師として勤務し退職。JPTEC認定取得(外傷病院前救護処置)
2011年度 新城市省エネコンテスト 削減率部門第3位受賞。日本共産党新城市福祉・子育て対策室長 2013年 新城市議に初当選し 現在3期目。
家族は妻、1男1女