2021年06月29日
給食の調理場建設ズサンな計画、税金6000万円ムダ使い!
今日は、6月議会の反対討論をアップします。
新城市は、学校給食の共同調理場建設(概算の建設費25億円以上)を進めています。
しかし6月議会の質疑で、建物の「基本設計」費1400万円と「実施設計」費4300万円、計5700万円が無駄になるという事態が明らかになりました。原因は、市の信じられないミス。建設予定の土地を決める時、「敷地境界線」をしっかり確定しないまま、設計の図面づくりを依頼したためです。
市が、市有地と思っていた土地に、愛知県の土地があることが、「基本設計」後に判明。しかも市は、建設事業を中止せず、そのまま「実施設計」を行ったという事案です。
私が、予算委員会で質問すると、市は、愛知県の土地を買った後に、もう一度、税金を投じて「実施設計」の再設計を行うと答弁しました。
これは、4300万円以上もかけて作った「実施設計」はムダになり、今後は、実施設計の再設計費用や愛知県の土地購入費などさらに、税金がかかることになります。
私は一般質問で、市のミスをただすも、穂積市長は未だに謝罪の一言もありません。
そして、これらの事実について、一部の議員にしか説明していないことも重大です。
この学校給食共同調理場の事業は、概算の建設費25億円以上です。
このまま進めてよいのでしょうか。
私は、いまの各学校の給食室で提供さている美味しい給食(「自校方式」と言います)を守り、充実させる方が安上がりで、絶対に、新城市の子どもの敎育によい、と考えています。
あなたは、どう思いますか?
反対討論の内容は、以下です。
少し長いですが、どうか最後までお読みください。
・・・・
第77号議案 令和3年度新城市一般会計補正予算 令和3年6月25日(本会議)
日本共産党の浅尾洋平です。反対する立場で、討論いたします。
今回の補正予算には、新型コロナウイルスの感染拡大の長期化を踏まえた、国の政策による支援予算などが計上されています。
例えば、しんしろ助産所の産後ケア事業や、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業、公共施設への二酸化炭素濃度測定器の導入などは、私は評価したいと思います。
しかし私が、補正予算案に反対する最大の理由は、市のミスによって、市民の多くの税金・血税がムダになっている問題。さらに増える大問題があるからです。
それは、学校給食共同調理場建設事業の予算です。
この事業は、今のところ25億円以上の税金を投じる大型公共事業ですが、市のミスによって、設計段階から二転三転、税金が、いくらムダになるのかわかりません。
この間の、市の説明と今議会の質疑で振り返ってみます。
まず、市は、市の所有地に建てるので、土地代はいらないと言っていましたが、「基本設計」(1400万円)「実施設計」(4300万円)の途中で、愛知県の土地があることが判明しました。判明した段階で中止すべきなのに、議会に説明することなく「実施設計」を完了してしまいました。市の答弁によれば、今から、県の土地を買えるか協議をするとのことのようです。なぜ、市は、一番はじめに土地所有者を確認しなかったのでしょうか。この信じられないミスで、少なくとも1400万円(資料①)で作った基本設計はムダになりました。
写真資料①

そして、今後、更に、実施設計の再設計も行うとのことなので、すでに完了した4300万円の実施設計(資料②)はムダになります。
予算委員会での、質疑でも、「今後は、実施設計の再設計に、追加の料金が発生する」ことなどが明らかになりました。
写真資料②

なぜ、愛知県の土地があるとわかったのか、県の土地を購入する事態になったのか、全議員への説明も未だになく。原因解明の説明も、再発防止策もされていません。
市は、税金である1400万円以上もムダになってしまったことに、一言の謝罪もありませんでした。
一部の議員への資料と説明では納得でしませんし、議員間の協議がされていない中で、補正予算にある、県道敷地の境界確定や登記分筆などの為の449万円計上に賛成することはできません。
私は、改めて25億円以上も投じる学校給食共同調理場の建設はストップし、今ある、使える自校方式を充実させることを求めます。
そもそも25億円もあれば、今回の基本設計1400万円、実施設計に4300万円の合計6000万円近い税金がムダ使いになったお金を使えば、給食調理スタッフさんの時給は愛知県最低賃金927円〜とありますが、これを、時給を1000円、1500円、2000円にUPして、経験豊かな調理員さんを確保することが出来ます。
ましてや、6000万円もムダ使いにした税金があれば、老朽化した給食室の改修、調理器具の更新も出来たはずです。現場では、老朽化の激しい調理器具で調理スタッフが指を切ったり、怪我をしているんです。
私は、本来、市の責任でやるべき基本中の基本の仕事をしていない中での、信じられないミスのもとで、事実上のセンター方式の強行は許されないと思います。いったんストップするべきです。
市民から穂積市政への厳しい監査の目は、当分、続くでしょう。基本の確認を怠たったミスについて真摯に反省し、地方公務員として、住民全体の奉仕者として、住民への謝罪も一言もありません。そういうことで本当にいいのか、という問題提起をさせていただき、以上、反対討論といたします。
・・・・・・・・
第77号議案は賛成多数で可決となりました。
議場で討論に立った議員は以下のとおりです。
反対討論 澤田恵子議員 山田辰也議員 浅尾洋平議員
賛成討論 小野田なおみ議員 山崎祐一議員 中西広彰議員
新城市は、学校給食の共同調理場建設(概算の建設費25億円以上)を進めています。
しかし6月議会の質疑で、建物の「基本設計」費1400万円と「実施設計」費4300万円、計5700万円が無駄になるという事態が明らかになりました。原因は、市の信じられないミス。建設予定の土地を決める時、「敷地境界線」をしっかり確定しないまま、設計の図面づくりを依頼したためです。
市が、市有地と思っていた土地に、愛知県の土地があることが、「基本設計」後に判明。しかも市は、建設事業を中止せず、そのまま「実施設計」を行ったという事案です。
私が、予算委員会で質問すると、市は、愛知県の土地を買った後に、もう一度、税金を投じて「実施設計」の再設計を行うと答弁しました。
これは、4300万円以上もかけて作った「実施設計」はムダになり、今後は、実施設計の再設計費用や愛知県の土地購入費などさらに、税金がかかることになります。
私は一般質問で、市のミスをただすも、穂積市長は未だに謝罪の一言もありません。
そして、これらの事実について、一部の議員にしか説明していないことも重大です。
この学校給食共同調理場の事業は、概算の建設費25億円以上です。
このまま進めてよいのでしょうか。
私は、いまの各学校の給食室で提供さている美味しい給食(「自校方式」と言います)を守り、充実させる方が安上がりで、絶対に、新城市の子どもの敎育によい、と考えています。
あなたは、どう思いますか?
反対討論の内容は、以下です。
少し長いですが、どうか最後までお読みください。
・・・・
第77号議案 令和3年度新城市一般会計補正予算 令和3年6月25日(本会議)
日本共産党の浅尾洋平です。反対する立場で、討論いたします。
今回の補正予算には、新型コロナウイルスの感染拡大の長期化を踏まえた、国の政策による支援予算などが計上されています。
例えば、しんしろ助産所の産後ケア事業や、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業、公共施設への二酸化炭素濃度測定器の導入などは、私は評価したいと思います。
しかし私が、補正予算案に反対する最大の理由は、市のミスによって、市民の多くの税金・血税がムダになっている問題。さらに増える大問題があるからです。
それは、学校給食共同調理場建設事業の予算です。
この事業は、今のところ25億円以上の税金を投じる大型公共事業ですが、市のミスによって、設計段階から二転三転、税金が、いくらムダになるのかわかりません。
この間の、市の説明と今議会の質疑で振り返ってみます。
まず、市は、市の所有地に建てるので、土地代はいらないと言っていましたが、「基本設計」(1400万円)「実施設計」(4300万円)の途中で、愛知県の土地があることが判明しました。判明した段階で中止すべきなのに、議会に説明することなく「実施設計」を完了してしまいました。市の答弁によれば、今から、県の土地を買えるか協議をするとのことのようです。なぜ、市は、一番はじめに土地所有者を確認しなかったのでしょうか。この信じられないミスで、少なくとも1400万円(資料①)で作った基本設計はムダになりました。
写真資料①

そして、今後、更に、実施設計の再設計も行うとのことなので、すでに完了した4300万円の実施設計(資料②)はムダになります。
予算委員会での、質疑でも、「今後は、実施設計の再設計に、追加の料金が発生する」ことなどが明らかになりました。
写真資料②

なぜ、愛知県の土地があるとわかったのか、県の土地を購入する事態になったのか、全議員への説明も未だになく。原因解明の説明も、再発防止策もされていません。
市は、税金である1400万円以上もムダになってしまったことに、一言の謝罪もありませんでした。
一部の議員への資料と説明では納得でしませんし、議員間の協議がされていない中で、補正予算にある、県道敷地の境界確定や登記分筆などの為の449万円計上に賛成することはできません。
私は、改めて25億円以上も投じる学校給食共同調理場の建設はストップし、今ある、使える自校方式を充実させることを求めます。
そもそも25億円もあれば、今回の基本設計1400万円、実施設計に4300万円の合計6000万円近い税金がムダ使いになったお金を使えば、給食調理スタッフさんの時給は愛知県最低賃金927円〜とありますが、これを、時給を1000円、1500円、2000円にUPして、経験豊かな調理員さんを確保することが出来ます。
ましてや、6000万円もムダ使いにした税金があれば、老朽化した給食室の改修、調理器具の更新も出来たはずです。現場では、老朽化の激しい調理器具で調理スタッフが指を切ったり、怪我をしているんです。
私は、本来、市の責任でやるべき基本中の基本の仕事をしていない中での、信じられないミスのもとで、事実上のセンター方式の強行は許されないと思います。いったんストップするべきです。
市民から穂積市政への厳しい監査の目は、当分、続くでしょう。基本の確認を怠たったミスについて真摯に反省し、地方公務員として、住民全体の奉仕者として、住民への謝罪も一言もありません。そういうことで本当にいいのか、という問題提起をさせていただき、以上、反対討論といたします。
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第77号議案は賛成多数で可決となりました。
議場で討論に立った議員は以下のとおりです。
反対討論 澤田恵子議員 山田辰也議員 浅尾洋平議員
賛成討論 小野田なおみ議員 山崎祐一議員 中西広彰議員
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