2021年03月21日

懲罰委員会の傍聴記(私のメモより)と陳謝文。

私は3月16日、17日の懲罰委員会を傍聴しました。
議事はすべて公開、滝川委員長、鈴木(長)副委員長のもと進行しました。

私は16日、「処分要求書」の提出者として、委員会で説明・質疑応答を行いました。
「処分要求書」を提出した10日から現在(16日)までの経過に付け加えることとして、11日午後、山崎議員から私に「謝罪をしたい」旨の申し出があったことです。私は、鈴木(達)議長と滝川議運委員長と事務局長の第三者立ち会いのもとなら応じると回答したこと。そして議長室にて、山崎議員から私と日本共産党への侮辱に対して全面的な謝罪があったこと、さらに問題発言や問題パネルは議会のルールに則り「削除する」旨の申し出があったことです。
私は、山崎議員の申し出を受け止めつつ、公の懲罰委員会で明らかにしてほしい、と言いました。

16日の懲罰委員会での私の説明・質疑の終了後、山崎祐一議員の弁明がありました。
山崎議員は、私と日本共産党への侮辱を生じさせたことへの謝罪と問題か所の削除に応じること。再発防止の為、議会ルールや議長の指示に応じることを表明しました。山崎議員への質疑は行われず、終了しました。

私は、議員に対する懲罰は、極力、控えるべきだと考えます。
なぜなら自由な討論を萎縮させ、懲罰が乱発されると、議会が成り立たなくなるからです。
しかし私は、今回の私と日本共産党への乱暴な侮辱が許されれば、私たちを支持してくれる市民にも大きな誤解を与えると思い、見過ごす事はできませんでした。

その後、懲罰委員会の「自由討議」と採決にあたっての議論が行われました。同じ市会議員の仲間が、侮辱とは何か、自由に議論した内容に学ぶところが多かったです。

私のメモから紹介します。

齊藤議員
動画を見ると、山崎議員(本人)が作ってきたパネルと言うことだが、病気だったという弁明があったが、一瞬の気の迷いで作れるような量の資料(パネル)じゃない。しかも、あそこにわざわざ入れる必要がないパネルだった。
私は、新城市議会で、日本共産党と言えば、議員で言うと浅尾議員だと思います。今回の一連の行為は、何らかの懲罰を科すべきだ。

丸山議員
政党からキチッと責任を持って出ている議員は、所属として、その政党の看板を背負って出ているのは、その政党の顔になっている。山崎議員は自民党から。浅尾議員は共産党から出ている。無所属の議員は私を含めてこの意識に、あまりピンとこないかもしれないが、看板として出ている以上は、イコールとして当然本人が侮辱を受けるのは理解できる。当然でしょう。私はビデオを見てそう感じます。
そもそも、山崎議員が、議長の指示や議会ルールに従わないのはおかしい。

山口議員
3月10日の山崎議員の弁明はあまり謝っていない。16日の弁明は、浅尾議員と全議員に対して深くお詫びとして謝っている。また、問題か所について取り下げ手続きを行ったことを聞いた。今回の弁明では、病気を理由にこうした事をしてしまった。と言ったが、3月10日の弁明では、その事(病気の件)には触れていない。前回の本会議場での弁明と今回の委員会での弁明との内容が、数日間のうちに全く違う。真摯な反省をされたのか疑問。

浅尾議員は、日本共産党としての代表として頑張っている浅尾議員に対しての侮辱である。という思いがあったので133条の適応して請求をされたと思う。

日本共産党として、ポスターの事案は、2年も前に警察に相談して内々で処理している。それを今回、パネルで公にしたのは、本人(浅尾のこと)や共産党として憤りを感じたと言うこと。何らかの懲罰を科すべきだ。

柴田議員、佐宗議員などからも発言が続きました。

そして山崎議員に対して懲罰を科すか、科さないか。採決を行うことになりました。動議を出した議員は以下の3人。

①小野田なおみ 議員
懲罰を科すべきではない。
今回の行為は、本人の病気の後遺症もあり、善悪の判断が欠如していたのも一因だ。
本人は、二度と議場を汚(けが)さないと謝罪している。浅尾議員は共産党公認だが、共産党と浅尾議員はイコール(=)ではない。
日本共産党への侮辱だとは思うが、本人に対する侮辱ではない。

②山田 辰也 議員
懲罰を科すべきだ。「除名」を求める。
浅尾議員の気持ちを考えると心が痛む思いだ。人格を否定されたという思いがあったと思う。
私は、党=浅尾議員だと思う。市議会は、これまで3回、(山崎議員に)辞職勧告を行った。そういう山崎議員の行為は誹謗中傷だ。
こういう状況で、浅尾議員の問題もあわせ、非常に重い判断だ。山崎議員は、この間、市民への謝罪が必要だった。しかし、全くそういう考えがなかったから、また起きてしまったと考える。今回の懲罰動議がなければ、世間に知らされることもなかった。
動画を見た市民から電話があった。このような「醜態(しゅうたい)」が流れたことは、市議会にとっても侮辱である。
私は、本人と党を侮辱をしたことで、最も重い「除名」を求める。

③柴田賢治郎 議員
懲罰を科すべきだ。「陳謝」を求める。
山崎議員が議場で行った悪意ある行為は、浅尾議員の名誉と尊厳を傷つけた。私は、懲罰委員会が正しい処分を行うことで、市民に伝わった間違った認識を正す必要があると考える。地方自治法に則った懲罰の「陳謝」を科すべきだ。

採決の結果は、賛成多数で「懲罰を科す」。
懲罰の種類の採決は、「除名」と「陳謝」のうち、賛成多数で「陳謝」となりました。

私は、ホッとしました。
懲罰委員会が、私と日本共産党への侮辱を認めてくれたので、これ以上の争いがなくなったからです。

市民のみなさん、全国のみなさん、ありがとうございました。懲罰委員会の議論は、私自身の勉強にもなりました。
このようなことが、二度と起こらないように、私を含めて再発防止につとめます。

以下は、3月議会の最終日。3月19日に本会議場で山崎祐一議員が読んだ「陳謝文」と「発言取り消し申出書」の文書です。

「陳謝文」
懲罰委員会の傍聴記(私のメモより)と陳謝文。

「発言取り消し申出書」

懲罰委員会の傍聴記(私のメモより)と陳謝文。


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プロフィール
浅尾洋平
浅尾洋平
浅尾洋平(あさお ようへい)

1977年生まれ。
千郷小・千郷中・豊川高校卒
豊橋市立看護専門学校卒
1998年〜2009年豊橋市民病院、育児休暇取得。救命センターICU・手術室を経験
2009年〜2012年新城市民病院で看護師として勤務し退職。JPTEC認定取得(外傷病院前救護処置)
2011年度 新城市省エネコンテスト 削減率部門第3位受賞。日本共産党新城市福祉・子育て対策室長 2013年 新城市議に初当選し 現在3期目。
家族は妻、1男1女