2019年01月24日
12月議会・新城市福祉円卓会議の反対討論をアップします。
今日は、第130号議案の、新城市福祉円卓会議条例の制定への反対討論です。
この議案のポイントは、人口減少・少子高齢化が深刻化する新城市で、高齢者を支える人材(介護・福祉分野)不足、介護職の処遇改善への具体的な対策をどのように打っていくかです。ぜひ、お読み下さい。
資料写真


反対討論全文
日本共産党の浅尾洋平です。 第130号議案の、新城市福祉円卓会議条例の制定について反対の立場で、反対討論を行います。
この議案の内容は、簡単に言いますと「新たな会議をつくって、介護・福祉の労働者を増やす」ということになると思います。
「円卓会議」は、本市の社会福祉事業の向上、そのうち第1条で「人材の育成」を進めるため、新設する、と書かれています。
「円卓会議」のテーマは、第2条にあります。人材育成のため「労働条件・労働環境・社会的評価」などを議論します。 私は、この点は、賛成であります。
なぜなら、現在、福祉職・介護職の賃金の低さ、労働環境の劣悪さは、新聞報道などでも明らかになっているからです。今国会で入管法の改正がありましたが、今後、日本の福祉・介護の分野は、外国人労働者が占めることになるかもしれません。
私は、看護師として14年間、医療の世界で働いてきました。医療の分野も慢性的な人手不足の現場です。 昼夜問わず、時間に追われる忙しさ、生命を奪いかねない医療事故と隣り合わせです。 福祉・介護も同じだと思います。
私は、どんな仕事も、きちんとした評価を、相応の賃金で定めなくてはならないと痛感します。 すなわち、若者たちが、いくら、やりがい・働きがいを持って、福祉・介護の世界に入っても、賃金が低くて、労働環境がひどければ、続けられない、結婚や(出産・子育てなど)人生設計が描けないと思います。
私が、この「円卓会議」に反対する第1は、なぜ、いま、このような会議をしなければならないのか、という疑問です。
しかも、20人以内の方々をお呼びし、日額報酬7500円、お支払いし、会議を重ねて、 果たして、その結果、本市で働く介護・福祉の労働者・若者たちの賃金が増えるのでしょうか?労働者の数が増えるのでしょうか?
本市の福祉・介護の労働条件を、本市の独自条例・独自財政措置などで、(賃金や地位の向上など)上げていくという話になれば理解できますが、本市に、そのような熱意があるでしょうか。
第2に、穂積市長のもと、このような会議が、あまりに多すぎる、と感じるからです。 そして、このような会議が、どんな議論をしているのか、これまで、どんな「結果」を出してきたのか、市民の反応はどうか。
この間、ほとんど市議会に「報告」や明らかな結果がありません。私自身、これまでの評価がよくわからないからです。
また、これまでも、介護・福祉の分野で。市の職員の担当課がそれぞれ調査、研究や計画を作っていると思います。そこに、今回、新しく福祉円卓会議で同じ議論になれば、2重行政になりかねません。
私は、「円卓会議」にかかる予算を、市内の福祉・介護労働者のみなさんに、少しであっても再配分することを提案します。 以上、反対討論といたします。
皆さんは、どうお考えでしょうか?
今日も、ご訪問ありがとうございます。
この議案のポイントは、人口減少・少子高齢化が深刻化する新城市で、高齢者を支える人材(介護・福祉分野)不足、介護職の処遇改善への具体的な対策をどのように打っていくかです。ぜひ、お読み下さい。
資料写真


反対討論全文
日本共産党の浅尾洋平です。 第130号議案の、新城市福祉円卓会議条例の制定について反対の立場で、反対討論を行います。
この議案の内容は、簡単に言いますと「新たな会議をつくって、介護・福祉の労働者を増やす」ということになると思います。
「円卓会議」は、本市の社会福祉事業の向上、そのうち第1条で「人材の育成」を進めるため、新設する、と書かれています。
「円卓会議」のテーマは、第2条にあります。人材育成のため「労働条件・労働環境・社会的評価」などを議論します。 私は、この点は、賛成であります。
なぜなら、現在、福祉職・介護職の賃金の低さ、労働環境の劣悪さは、新聞報道などでも明らかになっているからです。今国会で入管法の改正がありましたが、今後、日本の福祉・介護の分野は、外国人労働者が占めることになるかもしれません。
私は、看護師として14年間、医療の世界で働いてきました。医療の分野も慢性的な人手不足の現場です。 昼夜問わず、時間に追われる忙しさ、生命を奪いかねない医療事故と隣り合わせです。 福祉・介護も同じだと思います。
私は、どんな仕事も、きちんとした評価を、相応の賃金で定めなくてはならないと痛感します。 すなわち、若者たちが、いくら、やりがい・働きがいを持って、福祉・介護の世界に入っても、賃金が低くて、労働環境がひどければ、続けられない、結婚や(出産・子育てなど)人生設計が描けないと思います。
私が、この「円卓会議」に反対する第1は、なぜ、いま、このような会議をしなければならないのか、という疑問です。
しかも、20人以内の方々をお呼びし、日額報酬7500円、お支払いし、会議を重ねて、 果たして、その結果、本市で働く介護・福祉の労働者・若者たちの賃金が増えるのでしょうか?労働者の数が増えるのでしょうか?
本市の福祉・介護の労働条件を、本市の独自条例・独自財政措置などで、(賃金や地位の向上など)上げていくという話になれば理解できますが、本市に、そのような熱意があるでしょうか。
第2に、穂積市長のもと、このような会議が、あまりに多すぎる、と感じるからです。 そして、このような会議が、どんな議論をしているのか、これまで、どんな「結果」を出してきたのか、市民の反応はどうか。
この間、ほとんど市議会に「報告」や明らかな結果がありません。私自身、これまでの評価がよくわからないからです。
また、これまでも、介護・福祉の分野で。市の職員の担当課がそれぞれ調査、研究や計画を作っていると思います。そこに、今回、新しく福祉円卓会議で同じ議論になれば、2重行政になりかねません。
私は、「円卓会議」にかかる予算を、市内の福祉・介護労働者のみなさんに、少しであっても再配分することを提案します。 以上、反対討論といたします。
皆さんは、どうお考えでしょうか?
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