2018年02月05日
新城市の千郷中(なか)こども園の建設問題の説明は不十分!
新城市議会は2月1日、全員協議会を開き、市こども未来課が千郷中こども園の建て替え問題を説明し、全議員で問題を共有しました。
はじめに川窪課長が、これまでの経過や保護者アンケートの結果などを報告し、僕たち市議会議員と質疑を行いました。
まず澤田議員は、これまでの説明会で、地元の方々や保護者から、どんな質問や意見が出たのか質問しました。
川窪課長は、保護者からは、主に移転先の土地周辺に通信基地局(携帯電話)があるため子どもたちに悪影響はあるのか、とか、この様な大事な話があったなんて知らなかった。移転先の土地に「反社会的勢力」が所有する部分があることへの不安などがあることを紹介しました。基地局の影響については、後日、携帯会社の職員をまねいて保護者を対象に説明会を予定している、とのことでした。
私は、「反社会的勢力」が所有する土地問題を、全員協議会での説明の中で澤田議員から質疑されるまで明らかにしなかった市・こども未来課に大変驚きました。
山田議員は、移転案の土地には、携帯の基地局(鉄塔)が2つもあること、海外の論文やWHO(世界保健機関)などは、子どもの白血病、うつ病などに影響があると発表している。市はどういう認識をしているのか、と質問しました。
↓ 保護者から教えてもらった『たべもの通信』より。


川窪課長は、国・総務省の「問題なし」という見解を紹介し、新城市としても「問題ないと考えている」との認識を示しました。
山口議員は、移転先の土地周辺には歴史的な古墳など地下にあるのではないか、調べているのか、と質問。川窪課長は、まだ調べていないと答弁。また山口議員は、市が買収しようとしている移転先の土地の大きさが、市の説明と資料で異なっている、どちらが正しいのか、と指摘すると、川窪課長は、いまは計画段階であり、イメージで理解してほしい旨の答弁を行いました。だいたい6000平方メートルとのことです。
私は、全議員への市の説明が、こんなにボンヤリしたものでいいのか、と思いました。
そして私=浅尾は、1月9日の千郷連絡協議会での説明、1月24日の千郷地域自治区の会議での説明、1月26日の中こども園参観日での保護者への説明を念頭に、おおよそ、次のように質問しました。
1、市は、現在地での建て替えではなく、移転先で建設するという方向を決めたというが、それぞれの会場での説明内容が統一しておらず、バラバラで、参加者から「どれを信じればいいのかわからない」「そのため地元がまとまらない」「混乱している」。
2、今日の説明も、澤田議員が反社会的勢力の土地の存在を指摘し、ようやく川窪課長が全議員の前で明らかにした。澤田議員の質問がなければ、川窪課長からは、問題のある土地の存在を説明しなかったのではないか。
3、ところが、1月24日の千郷地域自治区会議では、川窪課長が、みずから澤田議員の指摘を受けたかたちで、区長・元区長さんの前で、反社会的勢力の土地問題を説明し、場所まで示している。そのうえで、この土地は買わずに園舎を建てる予定だとか、今日は土地が小さい場合は平屋建てから2階建てにすることも出来るとか説明している。一方、一番はじめの1月9日の千郷連絡協議会の説明では、地元の議員や千郷連絡協議会のメンバーに対し、このような重大な問題点や図面変更といった説明は一切されなかった。未だにされていない。
4、これまで市・こども未来課が行ってきたアンケートによれば、保護者の意見は今の場所(豊栄)での建て替えを希望する声が一番多かった。しかし市の結論は、移転先での土地買収・新建設の方向となった。なぜか。おかしいのではないか。
(アンケートの結果・計2回より)
H28年8月のアンケート



H28年12月のアンケート


5、市は、そもそも、昨年のGW前に1箇所に決めると言いながら、今年1月まで、途中経過の説明もなく説明行動が全く無かった。今年1月9日、初めて説明会で「市としては移転に決めた」という。これでは、あまりにも強引で、地元の方々と保護者を置き去りにしている、としか言いようがない。現在地での建て替えを求める署名は550筆以上も提出されている。なぜ移転なのか、その理由を明確に教えて欲しい。
川窪課長は、市のアンケートで「今の場所での建て替え」の声が多いことを認めつつ、西・東の保護者アンケートに寄せられた声を含めて総合的に決めたと答弁。しかし一方、川合部長は、議会の答弁としては「まだ2案で検討中ですので、ご理解ください」というものでした。
私=浅尾は、今の川窪課長の説明では「市として移転を決めたと受け取れる」「ハッキリ言って下さい」と追及しました。川合部長は、移転で行くという方向で市としては考えている、とのべました。
最後に、川窪課長は、移転後の豊栄に残る「こども園」の建物の跡地利用は決まっておらず、「民間への売却」を含め「公共施設あり方検討会」などで考えればいい、と答弁しました。
私は、本当に無責任だ、と感じました。
そして市・子ども未来課の説明は、不十分だと考えます。移転先の土地を新たに買収し、数億円以上(?)の予算で建設するというやり方も納得できません。
何よりも移転の理由が明確でなく、市のアンケート結果、保護者の声、地元の方々の声を尊重しないで決めるのはおかしいです。
国は、人口減少時代に、これ以上の箱モノを作らず、使えるものは使ってほしい、公共施設の長寿命化を考えてほしい、と言っています。穂積市長は、行財政改革のため節約の議案を出しているほどです。
今回、市・子ども未来課は、莫大な税金を使って、問題山積の土地を買って(?)、新たな施設を建てようとしています。
こども園の環境とは、子どもの安心安全を最優先に考えるべきでは無いでしょうか?
このような市政のあり方でよいのでしょうか?
市民のみなさんの意見をお待ちしています。
今日も、ご訪問ありがとうございます。
はじめに川窪課長が、これまでの経過や保護者アンケートの結果などを報告し、僕たち市議会議員と質疑を行いました。
まず澤田議員は、これまでの説明会で、地元の方々や保護者から、どんな質問や意見が出たのか質問しました。
川窪課長は、保護者からは、主に移転先の土地周辺に通信基地局(携帯電話)があるため子どもたちに悪影響はあるのか、とか、この様な大事な話があったなんて知らなかった。移転先の土地に「反社会的勢力」が所有する部分があることへの不安などがあることを紹介しました。基地局の影響については、後日、携帯会社の職員をまねいて保護者を対象に説明会を予定している、とのことでした。
私は、「反社会的勢力」が所有する土地問題を、全員協議会での説明の中で澤田議員から質疑されるまで明らかにしなかった市・こども未来課に大変驚きました。
山田議員は、移転案の土地には、携帯の基地局(鉄塔)が2つもあること、海外の論文やWHO(世界保健機関)などは、子どもの白血病、うつ病などに影響があると発表している。市はどういう認識をしているのか、と質問しました。
↓ 保護者から教えてもらった『たべもの通信』より。


川窪課長は、国・総務省の「問題なし」という見解を紹介し、新城市としても「問題ないと考えている」との認識を示しました。
山口議員は、移転先の土地周辺には歴史的な古墳など地下にあるのではないか、調べているのか、と質問。川窪課長は、まだ調べていないと答弁。また山口議員は、市が買収しようとしている移転先の土地の大きさが、市の説明と資料で異なっている、どちらが正しいのか、と指摘すると、川窪課長は、いまは計画段階であり、イメージで理解してほしい旨の答弁を行いました。だいたい6000平方メートルとのことです。
私は、全議員への市の説明が、こんなにボンヤリしたものでいいのか、と思いました。
そして私=浅尾は、1月9日の千郷連絡協議会での説明、1月24日の千郷地域自治区の会議での説明、1月26日の中こども園参観日での保護者への説明を念頭に、おおよそ、次のように質問しました。
1、市は、現在地での建て替えではなく、移転先で建設するという方向を決めたというが、それぞれの会場での説明内容が統一しておらず、バラバラで、参加者から「どれを信じればいいのかわからない」「そのため地元がまとまらない」「混乱している」。
2、今日の説明も、澤田議員が反社会的勢力の土地の存在を指摘し、ようやく川窪課長が全議員の前で明らかにした。澤田議員の質問がなければ、川窪課長からは、問題のある土地の存在を説明しなかったのではないか。
3、ところが、1月24日の千郷地域自治区会議では、川窪課長が、みずから澤田議員の指摘を受けたかたちで、区長・元区長さんの前で、反社会的勢力の土地問題を説明し、場所まで示している。そのうえで、この土地は買わずに園舎を建てる予定だとか、今日は土地が小さい場合は平屋建てから2階建てにすることも出来るとか説明している。一方、一番はじめの1月9日の千郷連絡協議会の説明では、地元の議員や千郷連絡協議会のメンバーに対し、このような重大な問題点や図面変更といった説明は一切されなかった。未だにされていない。
4、これまで市・こども未来課が行ってきたアンケートによれば、保護者の意見は今の場所(豊栄)での建て替えを希望する声が一番多かった。しかし市の結論は、移転先での土地買収・新建設の方向となった。なぜか。おかしいのではないか。
(アンケートの結果・計2回より)
H28年8月のアンケート



H28年12月のアンケート


5、市は、そもそも、昨年のGW前に1箇所に決めると言いながら、今年1月まで、途中経過の説明もなく説明行動が全く無かった。今年1月9日、初めて説明会で「市としては移転に決めた」という。これでは、あまりにも強引で、地元の方々と保護者を置き去りにしている、としか言いようがない。現在地での建て替えを求める署名は550筆以上も提出されている。なぜ移転なのか、その理由を明確に教えて欲しい。
川窪課長は、市のアンケートで「今の場所での建て替え」の声が多いことを認めつつ、西・東の保護者アンケートに寄せられた声を含めて総合的に決めたと答弁。しかし一方、川合部長は、議会の答弁としては「まだ2案で検討中ですので、ご理解ください」というものでした。
私=浅尾は、今の川窪課長の説明では「市として移転を決めたと受け取れる」「ハッキリ言って下さい」と追及しました。川合部長は、移転で行くという方向で市としては考えている、とのべました。
最後に、川窪課長は、移転後の豊栄に残る「こども園」の建物の跡地利用は決まっておらず、「民間への売却」を含め「公共施設あり方検討会」などで考えればいい、と答弁しました。
私は、本当に無責任だ、と感じました。
そして市・子ども未来課の説明は、不十分だと考えます。移転先の土地を新たに買収し、数億円以上(?)の予算で建設するというやり方も納得できません。
何よりも移転の理由が明確でなく、市のアンケート結果、保護者の声、地元の方々の声を尊重しないで決めるのはおかしいです。
国は、人口減少時代に、これ以上の箱モノを作らず、使えるものは使ってほしい、公共施設の長寿命化を考えてほしい、と言っています。穂積市長は、行財政改革のため節約の議案を出しているほどです。
今回、市・子ども未来課は、莫大な税金を使って、問題山積の土地を買って(?)、新たな施設を建てようとしています。
こども園の環境とは、子どもの安心安全を最優先に考えるべきでは無いでしょうか?
このような市政のあり方でよいのでしょうか?
市民のみなさんの意見をお待ちしています。
今日も、ご訪問ありがとうございます。
市庁舎建設や産廃と似ていませんか。
市民には知らされないまま、市役所が物事を進めて
空白期間のあとで、事後承諾みたいな。
アンケートをしても市が無視するなら、
やるだけお金と時間の無駄じゃないですか。
形だけはアンケートをしましたという言い分ですか。
産廃みたいに事業を許可してしまって
あとになって住民が悪臭に苦しむようなことが
こども園で起きないように
しっかり追及してください。