2015年02月06日

巨大な新庁舎建設に合理的な根拠はありません!

 今、新城市政をゆるがす大問題が2つあります。
ひとつは、産廃問題です。もうひとつが、新庁舎建設問題です。
新庁舎問題では、市民のみなさんが、住民投票の実現を求めて、署名がはじまろうとしています。

僕も、この一年間、新庁舎建設の問題を一般質問で追及してきました。
3月・6月・9月・12月議会と、調べてみると、計4回、新庁舎問題の一般質問してきました。ぜひ、動画見てください↓
http://www.shinshiro-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=speaker_result&speaker_id=18



その論戦の中で、もっともショックだった答弁が、新庁舎の大きさと想定
人口の根拠を質問した時にありました。
市当局は、「新城市の想定人口を特に考えていません」と答弁したのです。
穂積市長も訂正しませんでした。

まちの人口を考慮しないで、建設費50億円、5階建て、9000平方メートルという大きさを決めた事に、僕は、新庁舎をつくる根拠は崩れた、なくなったと思いました。これは「政策ではない」「デタラメだ」と確信しました。


今こそ、新城市の人口減少をストップさせるための、まちづくりビジョンを、施策をつくるべきだと思います。

下記に載せるのは、昨年末の総選挙の最中の、12月6日(土)開場18:00、開始18:30~、新城文化会館小ホールで行われた「あなたは5階建て50億円でいいですか?住民投票を求める市民集会」に依頼され、参加した時のスピーチです。その全文の内容をUPします。ご意見、ご感想をお寄せください。

みなさん、こんばんは!

日本共産党の新城市会議員 浅尾洋平です。
今日は「新庁舎建設見直しの住民投票を求める会」のリレートークにお呼びいただきありがとうごいます。

まずはじめに、住民のみなさんの50億円・5階建て・9000m2の新庁舎はおかしい、という良識ある声を上げ、住民の運動を続けられ、
本日、住民投票を求める市民集会を開催された事に、敬意を表し、連帯と団結のスピーチをさせていただきたいと思います。

今、総選挙の真っ只中で、今日も、自民党対共産党の自共対決を訴えて宣伝カーで市内を回っている最中です。
いまも、一度、短期間、抜けさせていただき、今ここに立たせていただいていますので、ご了承ください。

私は、日本共産党の市議会議員として、この1年間、市議会を通じて新庁舎建設の問題点を明らかにしてきました。

新庁舎建設に対する問題点は3つあると思います。
1つめは、政府・自民党が進めるハコモノ行政そのものということです。
2つめは、建設で潤うのは、市外の大手ゼネコンだけです。
3つめは、新庁舎建設を急ぐ理由は、合併特例債を使うことで、平成の大合併は成功したという自民党・穂積市政のアリバイづくりだ、ということです。

自民党公認で選挙を戦った穂積市長は、政府・自民党公明党が推し進めている日本強靭化計画を含む、ハコモノ行政の政策を、忠実に、新城で行っているという印象です。

大企業の儲けを、この、地方でも確保するために、わざわざ地元建築業者が受注できない、5階建免震構造の大きい新庁舎にしたのではないでしょうか?

人口10万人の長野県・飯田市は、住民の声を聞いて新庁舎建設で2回の基本設計を見直し、全て地元業者でできる耐震・3階立ての庁舎建設にしたのです。飯田市では、市民の税金が地元に落ちるといって地元経済の活性化につながると、行政も市民も納得の新庁舎だと、私は聞きました。このことは、6月議会でもいいました。

10万人の飯田市で、市民が納得できる庁舎が出来ていて、4万人の人口減少の新城で出来ないはずはないと思いますが、みなさんはどう思いますか?

そして、早くしないと合併特例債が使えなくなるといいますが、合併特例債も、結局、国民みんなの借金ではありませんか。合併特例債を使って建てるということは、10年前の作手・鳳来との合併が良かったということになります。

みなさん、合併してよかったと思いますか?
合併しても、人口減少が止まりません。この間、5000人も減りました。今後も加速して減少すると、国のデータでは明らかです。

こうした中で、市民からは「人口が合併から減り続け、暮らしが苦しくなっている時に、なぜ、こんなに大きな庁舎がいるの?」
「50億円も今、ハコモノに使う必要があるの?」「円安が120円台になって、物価上昇・消費税増税の中で、本当に50億円でできるの?」など、
疑問が市民の中から吹き出ています。

それでも、市長は、住民の声を聞くことなく計画を推し進めています。まさに、沖縄の米軍基地建設の様です。

そして、今、 暴走する市長に対して、ここにおられる、市民のみなさんから、新城初となる、住民投票への署名運動がはじまろうとしています。
自治体は住民が主人公です。私は、「おかしいことは、おかしい」と言う住民の運動に協力・協同して市政を追い詰めていきたいと思います。

みなさん、新城市民の声が真っ直ぐに届く議会・市政をつくりましょう!
未来の、子供や孫たちの為に、負担をかけない庁舎建設にしましょう!
みなさん、スクラムを組んで 頑張りましょう!
以上で、私のスピーチを終わります。ありがとうございました。

(写真は 新城民報・3月議会報告のニュースより)

今日も、ご訪問ありがとうございます。



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プロフィール
浅尾洋平
浅尾洋平
浅尾洋平(あさお ようへい)

1977年生まれ。
千郷小・千郷中・豊川高校卒
豊橋市立看護専門学校卒
1998年〜2009年豊橋市民病院、育児休暇取得。救命センターICU・手術室を経験
2009年〜2012年新城市民病院で看護師として勤務し退職。JPTEC認定取得(外傷病院前救護処置)
2011年度 新城市省エネコンテスト 削減率部門第3位受賞。日本共産党新城市福祉・子育て対策室長 2013年 新城市議に初当選し 現在3期目。
家族は妻、1男1女