2020年10月26日

新型コロナ対策!? 道の駅ドッグラン建設費1600万円に反対!

9月議会、私は一般会計の補正予算案に反対しました。
反対討論をアップします。

穂積市長は、国の新型コロナウイルス対策費5億4千万円などを使う一般会計補正予算案のうち、不要不急のドッグラン建設費として1600万円を計上しました。



↑小型犬専用(10匹規模)のドックラン建設予定地・道の駅もっくる新城

私が、議会を通して聞いた市民のみなさんの声は、

★市としてPCR検査の体制を整えて、充実してほしい。
★市内の介護事業・医療事業を支えてほしい。
★小中学校の生徒たちがコロナにかからず、安心して勉強できるように少人数学級を実現してほしい。
★市内の中小業者の経営を支えてほしい。

というものでした。
市民の税金を1円でも無駄にしてはいけません!

私は、質疑の中で、新型コロナウイルス対策と言うなら、ドックランの建設ではなく、道の駅を利用するお客さん・職員さんの安心・安全のため、体表面体温スクリーニングシステムを導入し、道の駅の入り口に設置をするべきではないかと提案しました。

このシステムならば、職員さんが、お客さん一人ひとりに近づいて体温の測定をする必要がなくなり、瞬時に、お客さんの顔を認識し、一人ひとりの額から体温を測定するので、大幅な接触機会を減らすことができると思います。

私の提案は、残念ながら採用はされませんでした。
しかし、市は、さまざまな手段を使って、徹底的に、市内の各施設で新型コロナの感染拡大を防ぐ対策を行うべきなのです。

新城市は安全だよ、とアピールできる環境を整えることで、道の駅その他への来客数も増え、地域経済が徐々に活性化していくと思います。

・・・・・

令和2年度新城市一般会計補正予算(第5号)に反対討論

この補正予算には、主には、新型コロナウイルス感染症に関する対策及び、市民サービスの維持・ 向上をはかる為の経費として挙げられています。

補正の内容を見ますと、全体的に、感染症対策の物品の購入費などが計上されています。

以前から、私の一般質問でも訴えてきました、新城小学校の図書館も雨漏りの修繕費用もあり、評価できる部分もあります。新型コロナ感染予防には、衛生かつ清潔な環境づくりのため、雨漏りの修繕は当然です。

しかし私は、新型コロナ対策の予算の使い方として、どうしても納得できないものがあります。それは、もっくる新城道の駅へ、ドッグランをつくる 費用として1600万円も計上していることです。 今のコロナ禍の中で、これほどの予算を組んでまで、ドッグランを作らなければならないのでしょうか。




質疑で明らかになったのは、費用対効果のデータもないことです。
また犬の数も、犬を連れた客数も、駅長の「肌感覚」だけでは、わかりませんでした。

私は不要不急の事業だと思います。

市民の命と暮らしを守るために、もっとやるべきことがあると思います。

私は、ドッグラン建設よりも、小中学校の子どもたちの三密を避けるために、1クラス 35人以下の学級にするべ予算を計上すること訴えます。 市内の少人数学級にする為には1000万円の予算(小学校分)で出来るとしています。国の5億4千万円も コロナ感染症対策に使えるお金があるのですから、ドッグランよりも安い予算で市内の少人数学 級の実現が出来ます。

また、コロナ対策として、ボロボロの給食室の改善もできるのです。学校のトイレの洋式化もやれるのです!!

さらに保護者が困っていると言っている修学旅行のキャンセ ル料の補填範囲を、さらに拡大すること(旅行日直前で、もし感染者が発生し中止になった場合は、キャ ンセル料金は保護者負担となる問題)も要望いたします。

そうした、子どもたちや先生の健康と命と守るための、三密を回避の対策が今こそ求められています。

私は、市民の命と暮らしを守る予算の対策が不十分だと考えます。 とりわけ、将来の新城市や国を担う、子どもたちの学校教育環境が、新型コロナ対策の費用の使い方が不 十分だと考え反対とします。

2020年10月05日

猫の多頭飼育崩壊の現場に立ち会って

10月4日、私は、2回目となる「猫の多頭飼育崩壊」のお宅の掃除に行ってきました。
この間、東愛知新聞が精力的に記事にしています。

多頭飼育の崩壊は、新城市だけでなく、全国どこでもありうる問題だと認識しています。


昨日の掃除の様子が、この記事です。

http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/6943


私は、実は、豊橋市で活動している「ハーツ」さん、豊川市で活動している「ニャンとかしよまい豊川」(「ニャンとよ」)さんが、新城市の「多頭飼育崩壊」問題をキャッチし、安間ひろこ市議(豊川市議会議員)を通して、私のもとに情報が届きました。

同時に、東愛知新聞さんのルポ記事やメデイアやTwitterの皆さんから次々と詳しく情報が入り深刻な状況だと把握出来ました。
本当にありがとうございます。

東愛知新聞 「新城の民家で猫の多頭飼育崩壊、市も把握」(9月13日付け)
http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/6850


まず、猫の命と健康な環境を確保するために、少なくとも75匹もいると言われる家の掃除を行なう事が早急に必要だと思い、掃除ボランティアに参加させてもらいました。


前日、カーマに行って、使い捨てのツナギと手袋などを準備していきました。室内に入るとスゴイ臭いと猫の毛まみれの傷だらけの壁など想像以上の劣悪な環境でした。


「多頭飼育崩壊」問題は、市環境課だけでなく、福祉課や社会福祉協議会、さらに広く考えると「地域自治区制度」のあり方まで関わる気がします。今回は、猫の問題と狭く捉えがちですが、私は、掃除をしながら「人間社会の問題ではないか」と思いました。

人口減少・超高齢化の新城市で、地域のコミュニティーが崩壊し「自助」ばかりが強調されると、高齢者・独居暮らしの方々が抱える困難の多くが放置されてしまいます。

私は、当事者・本人を支える様々な「サポート」づくりが必要だと痛感しました。

新城市で起きた、猫の多頭飼育崩壊の問題ついて「ハーツ」さん「ニャンとかしまい豊川」さんと引き続き連携し、議会の中でも取り上げながら、問題解決に向けて動いていきたいと思います。

また、今回の掃除ボランティアには、同僚議員に呼びかけをしたら、山田辰也議員と澤田恵子議員が参加してくれました。感謝申し上げます。



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プロフィール
浅尾洋平
浅尾洋平
浅尾洋平(あさお ようへい)

1977年生まれ。
千郷小・千郷中・豊川高校卒
豊橋市立看護専門学校卒
1998年〜2009年豊橋市民病院、育児休暇取得。救命センターICU・手術室を経験
2009年〜2012年新城市民病院で看護師として勤務し退職。JPTEC認定取得(外傷病院前救護処置)
2011年度 新城市省エネコンテスト 削減率部門第3位受賞。日本共産党新城市福祉・子育て対策室長 2013年 新城市議に初当選。2017年 新城市議に当選し現在2期目。
家族は妻、1男1女